シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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地学2 | 2024 | 後期 | 水4 | 理工学部 | 金田 平太郎 | カネダ ヘイタロウ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-ES2-6C02
履修条件・関連科目等
「地学1」を履修済みであることを前提として授業を進める.
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
地球に変化を与える2種類の主たる営力(内的営力と外的営力)のうち,外的営力(太陽エネルギーや重力に起因する営力),具体的には,風化,重力移動,河川,氷河と気候変動,風,波などについて学ぶとともに,地質年代や地球の歴史についても学習する.
科目目的
地球はその誕生以降,常に変化を続けている.そうした変化の結果として,地球上には生命が育まれ,私たち人類も出現し,豊かな文化や芸術も生まれた.私たちが享受する美しい自然も地球の変化の産物である.一方で,そうした地球の変化は,ときに私たちにとって脅威となる.地震,洪水などの自然災害は地球の変化のひとつの側面であり,私たちは否応なしにこれらと対峙しなければならない.さらに近代以降は,逆に,拡大する人類活動が地球という惑星や私たち自身を含むそこに生きる生命にとって脅威となりつつある.このような時代において,さまざまな現象を地質学的時間・空間スケールで捉えることは,私たちの存在を再認識する上でも,また,自然災害を軽減し環境問題を解決するためにも重要であり,これからの時代を担う科学者・技術者・教育者にとって必須の素養と言っても過言ではない.
本科目では,地質学的な時間・空間スケールでものごとを捉えるための基礎的素養を身につけること,とくに,地球に変化を与える2種類の主たる営力(内的営力と外的営力)のうち,外的営力(太陽エネルギーや重力に起因する営力)に関する内容や地質年代・地球の歴史に関する内容を理解することを目的とする.
到達目標
①重力移動,河川,氷河,風といった外的営力に起因する現象やそれに伴って形成される地形・地質,②過去の気候変動と現代の地球温暖化,および③地質年代と地球の歴史について,その基礎的な内容を理解し,説明できることを目標とする.また,専門分野に関わらず,科学者・技術者にとって英語は必須であることから,関連する内容の英文読解演習を通じて,科学的内容の英文を正確に理解・和訳できることも目標とする.
授業計画と内容
第1回 導入,風化
第2回 重力移動
第3回 地球の水循環と河川
第4回* 河川地形
第5回 地下水
第6回 氷河
第7回 気候変動と氷期−間氷期サイクル
第8回 地球温暖化
第9回* 砂漠
第10回 風の作用
第11回 海岸と波
第12回 地質年代
第13回* 地球の歴史①(地球と生命の誕生)
第14回 地球の歴史②(生命の進化)
* オンデマンド動画配信型授業を予定
※ 期末試験を試験期間中(1/21〜27)に実施する.
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業内容の理解の定着および科学英語読解能力の向上を目的として,基本的に毎回,授業で説明した内容に関する英文の和訳レポート課題を課すので,必ず提出のこと.レポート課題については,次回授業時の冒頭で解説を行う.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 「到達目標」に示した目標の達成度に基づき評価する. |
レポート | 40 | 毎回授業時のレポート課題の提出状況およびその内容に基づき評価する. |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書:なし(必要な図表類はプリントないし電子資料として配布する)
参考書:Lutgens, Tarbuck, and Tasa "Essentials of Geology" (Prentice Hall)
その他特記事項
自学科向けの「地学2」が開講されている場合は,必ずこれを履修すること(自学科向けの「地学2」が開講されている場合,他学科向けの「地学2」は履修できない).