シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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現代企業論 | 2025 | 前期 | 火1 | 総合政策学部 | 青木 英孝 | アオキ ヒデタカ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-MN3-0002
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
企業はヒト・モノ・カネなどの経営資源の集合体として捉えられる。日本の企業には,これらの経営資源の調達や管理の在り方に関して,欧米とは異なる日本特有の特性が指摘されてきた。それらは総称として日本型企業システムと呼ばれる。この日本型企業システムは,戦後の高度成長期,およびその後の安定成長期を通じて,1980年代の後半まで日本経済の高いパフォーマンスを支えてきたと言われる。しかし,1990年代初頭のバブル経済の崩壊以降,日本型企業システムを構成する金融システムや雇用システムなどのサブシステムに関しては,その諸制度の問題点や再検討の必要性が指摘され,現実に大きな変容を遂げている。本講義では,これらの歴史的展開を念頭に置きながら,日本の企業システムの構造的・経済的特徴を解説する。
科目目的
本講義の目的は,現代企業に関する基本的な理論や概念を学習することで,現実の企業が直面する諸課題を多面的に分析し,その解決策を提示できる力を養うことである。
到達目標
本講義における到達目標は,(1)株式会社の仕組みを理解すること,(2)日本型企業システムを構成する金融システム,雇用システム,企業間関係などのサブシステム,およびトップ・マネジメント特性やコーポレート・ガバナンスのあり方などに関する経済的意義・エッセンスを理解すること,(3)近年の日本型企業システムにおける変容について理解することである。
授業計画と内容
第01回 イントロダクション
第02回 産業・業種と企業活動
第03回 多角化とグローバル化
第04回 株式会社の仕組み
第05回 エージェンシー理論
第05回 日本企業のトップ・マネジメント
第06回 取締役会の改革
第07回 前半まとめ
第08回 株式の相互持ち合い
第09回 メインバンク・システム
第10回 企業間関係Ⅰ:系列・企業集団
第11回 企業間関係Ⅱ:グループ経営・子会社ガバナンス
第12回 雇用システムⅠ:終身雇用制度
第13回 雇用システムⅡ:年功制・企業別組合・雇用ポートフォリオ
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本講義でカバーする範囲は広く、テーマごとに読むべき文献があるため、知識の定着には授業外で関連文献を読み、授業内容を復習することが必要である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 50 | 授業内容の理解度 |
期末試験(到達度確認) | 50 | 授業内容の理解度 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
必要に応じてmanabaやウェブ会議システムを利用します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特定のテキストは使用せずレジュメを配布する。また,参考文献等は必要に応じて紹介する。