シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎生化学 | 2024 | 前期 | 火2 | 理工学部 | 村上 浩士 | ムラカミ ヒロシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BI1-9A01
履修条件・関連科目等
高校生物および高校化学程度の知識を有することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生化学における自由エネルギーについて説明し、次に、水、タンパク質、糖質、脂質、核酸等、生体を構成する物質の性質について概説し、酵素について反応機構と測度論について説明する。その後、細胞の代謝反応について解説する。
科目目的
生物を構成する物質の化学的性質を理解することは、生命現象を分子レベルで理解するために必須である。タンパク質、糖質、脂質、核酸等生体構成物質に共通する基本的な構造とバリエーションを知り、生物の機能が構造と密接に関連していることを学ぶ。次いで、生体内のエネルギー代謝を学ぶ。この科目は、他の生命系講義の基礎となっている。
到達目標
現代の生命科学は生化学を基礎としている。そのため、本講義は他の生命系の講義の基礎となるものである。本講義では高校生物及び化学の復習もかねて行う。また、生命科学について、より興味を抱き、理解を深める事を目標とする。
授業計画と内容
第1回 講義の概説・生体を作る物質
第2回 生化学における化学反応
第3回 自由エネルギー
第4回 アミノ酸
第5回 タンパク質
第6回 酵素反応機構
第7回 酵素反応速度論
第8回 糖質の構造
第9回 糖質の生化学
第10回 脂質の構造
第11回 脂質の生化学
第12回 核酸の構造
第13回 核酸の生化学
第14回 代謝の生化学的調節
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義内容について、復習・予習のために問題を解き、web上で提出する演習も実施する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 最低3割以上の正答率が必要。 |
レポート | 20 | 課題の提出が必要。 |
平常点 | 10 | 出席が必要。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席とレポート(課題の提出)を合わせて30%、期末試験70%とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
毎回、講義の中で、講義の内容に関する演習問題を課し、提出する。演習問題の正答率から講義の理解度を推定し、次の講義のはじめに講評および解説を行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書は特に定めない。
参考図書を以下に記す。
プラット他著・須藤和夫他翻訳「エッセンシャル生化学」東京化学同人、2016年発行、ISBN-10: 4807906445
ヴォート他著・田宮信夫他訳「ヴォート基礎生化学」東京化学同人 2017年発行、ISBN:978-4-8079-0925-4
ストライヤー他著・入村達郎他訳「ストライヤー基礎生化学」東京化学同人 2010年発行、 ISBN:978-4-8079-0747-2
その他特記事項
上記参考書(いずれのものでも良い)で,講義で扱った項目について,平行して熟読することを強く勧める。