シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎分子生物学 | 2024 | 後期 | 火2 | 理工学部 | 福井 彰雅 | フクイ アキマサ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BI1-9A02
履修条件・関連科目等
高校生物基礎・生物をI未履修の者は「基礎生物学」を履修することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生物は核酸を用いて遺伝情報を正確に子孫に伝えながら、変異によりその多様性を担保している。この機構について理解するため、基本的な遺伝学的知識、遺伝子の保存機構、遺伝的変異の発生とその修復機構、および遺伝子発現について解説する。復習のためのレスポンを利用した毎回の講義におけるクイズ、および、レポートを実施する。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の基礎生物学科目として位置付けられており、この科目での学習を通じて分子生物学に対する基礎的な知識を習得することで遺伝という現象に対する理解を深めることを目的とする。
到達目標
遺伝子を分子レベルで理解し、その物質的実体であるDNAの複製・修復および遺伝子発現機構について説明できることを目標とする。
授業計画と内容
1. ガイダンス・分子生物学の基礎
2. アミノ酸について
3. タンパク質の高次構造
4. DNAの構造
5. ゲノムについて
6. ヌクレオソームとヒストンの修飾
7. エピジェネティクス
8. 染色体の構造
9. DNAの複製機構
10. DNAの校正機構
11. DNAの修復機構
12. トランスポゾンについて
13. 遺伝子発現1:RNAと転写
14. 遺伝子発現2:翻訳機構
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
レポート課題について復習し、期限までに提出すること。
授業中にレスポンを使ったクイズをおこなうので、重要事項について必ず復習をしてくること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 分子生物学についての知識と理解度 |
レポート | 25 | 講義終了後の復習レポートについて、提出状況および内容の正誤 |
その他 | 25 | 講義中におこなう毎回のレスポンによるクイズ及び不定期におこなう小テスト |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
各授業において、レスポンもしくは他の方法による学生の理解度をはかるクイズを出題し、その場で解説を行う。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
オンラインの場合、WebExの投票機能も使用
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
レジュメを配布する。
参考文献:
細胞の分子生物学(第5版)、B. アルバート他著、ニュートンプレス、ISBN:4315518670
エッセンシャル遺伝子、B. レヴィン著、東京化学同人、ISBN:9784807906505
遺伝子の分子生物学(第7版)、J.D.ワトソン著、東京電機大学出版局、ISBN: 9784501630300
ゲノム(第3版)、T.A. ブラウン著、メディカル・サイエンス・インターナショナル、ISBN:4895924955
その他特記事項