シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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代謝生物学 | 2024 | 後期 | 水1 | 理工学部 | 村上 浩士 | ムラカミ ヒロシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BI2-9A07
履修条件・関連科目等
基礎生化学を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生化学反応における自由エネルギーと反応速度について解説する。代謝は糖質を中心に、解糖系、糖新生、グリコーゲン代謝、ペントースリン酸経路、クエン酸回路、電子伝達系について解説する。その後、脂質のβ酸化、生合成について説明し、ヌクレオチドを中心にアミノ酸代謝を含め窒素化合物代謝を説明する。講義の終わりに、講義内容に関する練習問題を課し、その場で提出する。
科目目的
生命現象は、物理化学の法則に従っていることを理解し、その一部は分子レベルで説明できることを学習する。講義を通じて、生命の仕組みを理解し、生命とは何かを考えられるようになることを目的とする。
到達目標
あらゆる生物は細胞の中で代謝活動を営んでいる。代謝活動が停止したとき生物は死に至る。本講義は代謝の本質とその機構について基本的な知識を習得し、生きていることの生化学的な意味を理解することを目的とする。
授業計画と内容
第1回 エネルギーと代謝
第2回 自由エネルギー
第3回 解糖系(エネルギーの投資)
第4回 解糖系(エネルギーの回収)
第5回 糖新生とグリコーゲン代謝
第6回 ペントースリン酸経路
第7回 クエン酸回路(前半)
第8回 クエン酸回路(後半)
第9回 電子伝達系
第10回 脂質代謝(β酸化)
第11回 脂質代謝(生合成)
第12回 ヌクレオチド合成(窒素化合物代謝)
第13回 ヌクレオチド分解(窒素化合物代謝)
第14回 代謝の調節
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義毎に演習問題を課し、提出する。学生はこれに関連した事項を次の講義までに勉強しておくこと。学生の解答をもとに、理解度を把握し、次の講義で解説する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 最低3割の正答率が必要。 |
レポート | 20 | 課題の提出が必要。 |
平常点 | 10 | 出席が必要。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席と練習問題の提出、期末試験により総合的に評価する。レポート(課題)30%、期末試験70%とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間内で講評・解説の時間を設ける。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書は特に定めない。必要に応じて参考資料を配布する。
参考図書は以下の通りである
プラット他著・須藤和夫他翻訳「エッセンシャル生化学」東京化学同人、2016年発行、ISBN-10: 4807906445
ヴォート他著・田宮信夫他訳「ヴォート基礎生化学」東京化学同人 2017年発行、ISBN:978-4-8079-0925-4
ストライヤー他著・入村達郎他訳「ストライヤー基礎生化学」東京化学同人 2010年発行、 ISBN:978-4-8079-0747-2