シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生理・生化学実験 | 2024 | 後期複数 | 水3,水4,水5 | 理工学部 | 浅井 智広 | アザイ チヒロ | 3年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SE-BI3-9A18
履修条件・関連科目等
なし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生命現象は極めて多様であるが,明解な物理化学的な原理に支配されている。一般に生物学は実験科学であり,注目する生命現象の支配原理を実験を通して見出していく。理論研究であっても,その対象が生命現象である限り,立脚する実験データの存在は大前提となる。本授業では,生理・生化学分野の基本的な実験を実際に実施し,現代の生命科学研究に必要となる基礎的な実験技術を身につける。
科目目的
次年度に控える卒業研究を滞りなく実施するため,生理・生化学分野の基本的な実験技術を修得する。
到達目標
オルガネラやタンパク質について,単離から機能評価までの一連の実験技術を習得することを目標とする。具体的には,受講した学生は以下の項目について,他の補助なく自分自身で実施できるようになること。
・実験器具の安全な使用
・任意の緩衝液の調製
・細胞内の構成要素の分画
・タンパク質の分画
・分光光度計を使った分析
・実験データの数値化とグラフ化
・グラフの回帰分析と仮説検定
・実験レポートの作成
授業計画と内容
各回の始めに実験内容を解説し,その後班毎に分かれて実験を行う。各授業のテーマは,実験の実施とデータの解析をセットとし,2回の授業で行う。
1.オリエンテーション(導入・ウォームアップ)
2, 3.実験の基本操作(準備・トレーニング)
4, 5.分光分析(スペクトル測定・比色定量)
6, 7.明反応(電子伝達反応の観測)
8, 9.明反応(エネルギー移動の観測)
10, 11.光合成タンパク質(精製)
12, 13.光合成タンパク質(分析)
14.総括(解説・講評)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
生物学で扱う試料は貴重であり,たった一度の操作ミスあってもやり直しはできないことが多い。そのような失敗を確実に回避するためにも,各回の実験に臨む前に十分に実験内容を予習しておくこと。これは実験の安全な遂行という観点からも不可欠であり,実験内容の予習は各回の実習を受講する前提条件とする。
具体的には,以下の項目を必須の予習内容とし,詳細は初回の授業で解説する。
・実習書や配付資料の熟読
・背景となる原理の理解
・プロトコールの作成
・実験の脳内シミュレーション
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり2時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 授業内で課す実験レポートの完成度で成績を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
実験レポートの評価に出席状況や平常点は加味せず,レポートの完成度のみで成績を評定する。ただし,出席していない実習のレポートは原則受理しない。
各回の実習に主体的に参加し,全ての実験を完遂させることを以て授業の出席とする。たとえ教室に来ていても,自分自身で実験を実施していない場合は欠席とする。また,各実習の始めに安全上の指示を行うため,遅刻や予習の不備は基本的に全て欠席とする。
さらに,以下の行為があった場合,当該受講生をその時点でE判定とし,以降の実習への参加を認めない。
・スタッフの指示を無視して安全を脅かす。
・レポートの未提出か再提出を2回繰り返す。
・実験データの取得やレポートの作成で剽窃する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストとして実習書を事前に配布する。