シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎生態学 | 2024 | 前期 | 水2 | 理工学部 | 高田 まゆら | タカダ マユラ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BI1-CA05
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生態学は、生物と環境の関係の把握に関する多様な学術分野を含む。この講義では、それら多様な生態科学の基礎となる基本的な概念や分析・評価の視点を広く取り上げて解説する。そのことを通じて、自然と社会の諸相を生態学の視点から理解し、科学的な課題を抽出して自ら主体的に解決することができるような素養を身につけさせる。生態学の応用科学としての保全生態学のほか、持続可能な社会を構築するための広範な環境科学を学ぶための基礎としてもこの科目が役立つ。
科目目的
自然と社会の諸相を生態学の視点から理解し、科学的な課題を抽出するための基礎的な素養を身につけることができるようにする。
到達目標
生態科学の基礎となる基本的な概念や分析・評価の視点や生態学が扱う多様な課題について、多様な適用例を含めて包括的に理解させる。
授業計画と内容
第1回 生態学とは何か
第2回 生態学の基本概念
第3回 自然選択と進化
第4回 生活史の戦略
第5回 順化と行動
第6回 個体群の動態
第7回 生物間相互作用
第8回 拮抗的生物間相互作用
第9回 物理的環境と適応
第10回 光合成と生産
第11回 植物の繁殖戦略
第12回 物質循環とエネルギーの流れ
第13回 植生とバイオーム
第14回 動物の社会行動と社会
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の講義の前にはテキストに目を通し、講義の後には参考書籍なども参照しながら授業中にとったノートを体系的に整理することがのぞましい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 講義全体を通して、特に重要なポイントを十分理解できているかで評価する。 |
レポート | 30 | 各回の講義の重要なポイントを理解できているかで評価する。 |
平常点 | 10 | 出欠や授業態度等で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト: 鷲谷いづみ監修 生態学:基礎から保全へ 培風館
参考書: 宮下直・瀧本岳・鈴木牧・佐野光彦 生物多様性概論 朝倉書店
鈴木紀之 すごい進化 中公新書