シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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健康科学概論 | 2024 | 前期 | 火2 | 理工学部 | 竹内 文乃、高島 響子 | タケウチ アヤノ、タカシマ キョウコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-PR2-CA16
履修条件・関連科目等
とくに科目としての必須条件はないが、生命倫理を受講していることが望ましい
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生活の質(QOL)調整生存年を、できるだけ資源を節約しつつ大きくすることが健康科学の究極の目標である。しかし、我が国は、これから世界初の超高齢社会に入り、さまざまな社会的課題を突き付けられることになる。これまで、健康施策は、厚生施策の一領域であったが、近年のエビデンスの集積により、国及び地方自体の総合政策として取り組まなければならない、重要政策となった。一方で、我々が健康を志したとしても、巷に溢れる健康情報の中で、何をどう信じればよいのかは、定かではない。医療さえも時に健康に反する選択となることさえある。本講義では「医療倫理・研究倫理」「エビデンス」をキーワードに健康について調べて読み解く力を養い、論じていくことを目的とする。
科目目的
大学でヒトの健康について論じ、考える土台となる「医療倫理・研究倫理」について学びと理解を深めることを目的の1つとする。また「エビデンス」「医療情報」と呼ばれるものについての学びと理解を深め、身近に存在する健康関連のトピックに着目して文献検索やその解釈・理解を深めることで、我々のQoLを高めていくための健康リテラシーを身につけることを目的とする。
到達目標
健康に関して、健康診断の数値ではなく、政策、精神医学、生物学、心理学、食品科学等、多角的視野からとらえる実践的健康リテラシー身につけることを目標とする。
授業計画と内容
順番と内容が若干変更される可能性がある。
1)医療倫理・研究倫理概論
2)医療倫理・研究倫理応用
3)医療倫理・研究倫理実践
4)エビデンス概論
5)エビデンスと研究デザイン:コホート研究
6)エビデンスと研究デザイン:その他疫学研究
7)エビデンスと研究デザイン:介入研究
8)エビデンスの検索と評価:システマティックレビュー
9)エビデンスの検索と評価:メタアナリシス
10)エビデンスの検索と評価:文献収集実践
11)エビデンスの検索と評価:論文の精読と評価
12)エビデンスの検索と評価:論文の精読と評価
13)医療情報概
14)医療情報応用
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 全体で数回レポートをだします |
平常点 | 40 | Respon等でとった出席を加味します |
成績評価の方法・基準(備考)
Respon等でとった出席を40%、全体で数回のレポート課題を60%として評価を行います。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業形態に応じて、双方向マイクやチャット機能を用いて、インタラクティブな授業を展開する
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
竹内:疫学研究の遂行
高島:医療倫理に関わる審査や助言
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
竹内:日本で行われている各種疫学研究の紹介。実務経験を踏まえて研究の遂行の際の問題点やニーズを具体的に説明する
高島:医療倫理の審査や助言を行った経験に基づく実際に医療倫理的な問題が生じる各種事例の紹介
テキスト・参考文献等
適宜、講義毎に指示する。パワーポイント資料を講義毎に用意する。