シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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科学技術の発展と人間社会 | 2024 | 後期 | 金3 | 理工学部 | 竹中 真也 | タケナカ シンヤ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-OC2-CC08
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
科学技術は、社会生活を豊かにした反面、公害や薬害、環境問題などの負の影響をもたらした。こうした負の側面を回避するために、科学技術と人間社会の間に新たな関係を構築することが求められている。本講義では、科学技術と人間社会のこれまでの相互関係を歴史的に跡づけるとともに、その延長線上で現代社会が抱えることになった諸問題について考える。その上で、両者の関係のあるべき姿について展望する。なお、受講者にみずから考える機会を持ってもらうために、毎回、コメントペーパーを記述してもらう。
科目目的
科学技術の発展の歴史を理解し、かつ現代科学技術の問題点について考え、21世紀の技術のあるべき姿について自分なりの意見をもつ。
到達目標
科学技術の発展史を人間社会の展開・変化と関連づけて理解する。また、現在の科学技術社会が抱えている問題について学び、それにいかに対処すべきかを考える。そのことを通じて、科学技術とのよりよい関わり方を構想する力を養う。
授業計画と内容
以下は、暫定的なものであり、受講者の関心や要望に応じて変更されることがある。
第1回 イントロダクション(現代社会の問題点と科学技術)
第2回 道具の作成と使用(文明、道具を作るための道具)
第3回 農耕のはじまりと都市国家の発生(道具から見える農業の変化)
第4回 古代ギリシャ・古代ローマ・中世の技術(土木、農業、機械科学)
第5回 産業革命(石炭、人口、都市社会の発生)
第6回 石油・科学技術・資本主義(石油化学文明、資本主義による拍車)
第7回 科学技術とどうつきあうか(道具、自律、媒介)
第8回 技術の柔軟性(フレキシブルな技術)
第9回 現代技術の諸問題-自動運転(自動運転レベルの許容問題)
第10回 現代技術の諸問題−人口問題(みな同じ科学技術を享受可能か)
第11回 現代技術の諸問題−農業技術と土壌(植物工場と土壌の保全)
第12回 現代技術の諸問題−適正技術(地域ごとの適正な技術)
第13回 科学技術社会の倫理(技術と政治性、倫理的な含意)
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業は前回の授業の内容を承けて展開される。次の授業の理解に支障がでないよう、前回の授業のプリントおよび解説の内容をよく読み返し、不明な点がないか確認しておく必要がある。また、期末テストに向けて、ことがらを論理的に説明できるよう、文章力を磨いておくこと 。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 授業内容の正確な理解、日本語の正確さ、論理的な文章で書かれているか。 |
平常点 | 30 | 毎回のコメントシートの内容と量。授業への積極的な参加。 |
成績評価の方法・基準(備考)
原則として平常点、学期末試験によって評価を決定する。ただ、毎回、課題を出し、それに対して次回の講義でフィードバックを行うため、必要な知識の修得のためには講義への出席が不可欠である。単位の取得には60%以上の成績が必要である。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは配布。参考文献は必要に応じてそのつど紹介する。