シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日米関係論 | 2024 | 後期 | 金5 | 総合政策学部 | 福島 啓之 | フクシマ ヒロユキ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IN3-0003
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、戦後の日米関係を概観し、日本と米国の同盟関係を軸とする相互協力の発展を理解する。国際環境が変化していく中で、日米が協力して、変化にどのように対応してきたのかについて検討する。さらに、日米が両国の間で懸案となった課題に、どのように取り組んできたのかについて考察する。
科目目的
戦後日米関係の歴史的推移をたどることを通じて、アジア太平洋地域における日米関係の重要性を理解する。その際には、日本と米国の国内政治過程についての基礎知識を習得する。その上で、国内政治と国際政治の相互連関について、体系的に把握できるようになることを目指す。
到達目標
この授業の目的は、日本にとってきわめて重要な米国との関係について、国際的な視野に立って理解を深めることである。その際には、日本の視点にとどまらず、米国の視点、さらには世界的な視点から日米の二国間の関係を捉えることを目指す。そうすることで、米国にとっての日本の位置づけ、世界の中での日本の立ち位置を、学生がより客観的、多面的に把握する能力を身につけられるようにする。
授業計画と内容
1. イントロダクション:敵国から同盟国へ
2. サンフランシスコ平和条約と日米安全保障条約
3. 朝鮮戦争と再軍備
4. 日米安全保障条約の改定
5. 日本の経済発展と国際経済体制
6. 沖縄返還
7. 米中接近と日中国交正常化
8. 新冷戦と日米防衛協力
9. 日米経済摩擦
10. プラザ合意の通貨外交
11. 冷戦終結と日米安保再定義
12. テロとの戦いと日米同盟のグローバル化
13. 集団的自衛権と日米同盟
14. 総括:日米関係の発展
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 授業内容に関する試験を行い、その成績で評価する。 |
平常点 | 20 | 出席のみならず、課題の提出状況とその成績に基づいて評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
感染症の状況などにより、成績評価方法を変更する可能性(例:期末試験をレポート課題に)がある。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
大矢根聡編著『戦後日本外交からみる国際関係――歴史と理論をつなぐ視座』ミネルヴァ書房、2021年。
吉次公介『日米安保体制史』岩波書店、2018年。
参考文献:
宮城大蔵『現代日本外交史』中央公論新社、2016年。
他の文献についても、授業時に指示する。