シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習B1 | 2025 | 春学期 | 月5 | 法学部 | 秦 公正 | ハタ キミマサ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL4-017S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
3年次のゼミにおいて一通りインプットした民事裁判手続に関する知識を前提にして、民事裁判手続に関する具体的な事例を取り上げて、事案のどのように処理するかを重点的に検討していきます。その際、とくに自らの見解とその論拠を他者に対してわかりやすく説明する能力を備えることにも重点を置きます。
毎回、参加者自身の考えを提示してもらい、それをもとに議論を深めていく予定です。
科目目的
3年次に習得した民事手続法の知識を前提に、具体的な事案の処理を検討し、自らの考えをしっかりとした論拠とともに説明する能力を醸成することを目的とします。併せて、3年次では十分に理解できなかった民事裁判手続に関する知識の補充も図ります。
到達目標
民事裁判手続に関する具体的な事案を前提にして、問題の所在を正確に理解することを第1の目的とします。次に、その法的問題について、各自がどのような論拠にもとづき、どのような結論を導くかをまとめることを第2の目的とします。そして、それぞれが持つ見解を他者に対して、わかりやすく論理的に説明できるようになることを最終的な目的とします。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス ゼミの予定、自己紹介など
第2回 当事者能力に関する事例研究
第3回 当事者適格に関する事例研究
第4回 給付の訴えの利益に関する事例研究
第5回 確認の訴えの利益に関する事例研究
第6回 弁論主義の第1テーゼに関する事例の研究
第7回 弁論主義の第2テーゼに関する事例の研究
第8回 証明責任に関する事例研究
第9回 処分権主義に関する事例研究
第10回 申立事項と判決事項に関する事例研究
第11回 既判力の時的限界に関する事例の研究
第12回 既判力の客観的範囲に関する事例の研究
第13回 既判力の主観的範囲に関する事例の研究
第14回 春学期のまとめ
※ただし、履修者との相談により、テーマを変更する可能性がある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 10 | 民事手続法に関する判例についてのレポートを課します。 |
平常点 | 90 | 平常点は、出席状況、事案の分析内容を考慮して行います。 |
成績評価の方法・基準(備考)
※出席状況について
・欠席回数が5回以上の場合、原則として単位は付与されません。ただし、病気等による出校停止など、欠席がやむを得ないと判断した場合は欠席回数に含めない。
・報告担当回に報告を行わなかった場合、代替課題を提出しないと単位は付与されません。
・報告内容には、作成した資料の完成度、質問に対する応答なども含まれます。
・授業への取り組み、には、授業中の態度、発言内容などが含まれます。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特に指定しない。授業において必要に応じて指示する。