シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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政策過程論 | 2024 | 前期 | 金2 | 総合政策学部 | 岡本 三彦 | オカモト ミツヒコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-UP3-0001
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
政策過程とは、問題の発見・認識、政策課題の設定にはじまり、その政策課題に対する解決策としての政策の立案、提案、審議、決定を経て、政策の実施、そして政策の評価、さらにその評価に基づく新たな政策対応といった一連のプロセス、循環過程をいいます。この政策過程は、問題の発見・認識、政策課題の設定という「政策課題設定過程」、政策の立案、提案、審議、決定の「政策形成過程」、政策を執行する「政策執行過程」、そして政策を評価する「政策評価過程」に区分できます。本講義では、政策過程の基礎から論じ、政策過程におけるさまざまな主体の行動を検討するとともに、その行動を大きく左右させる政策過程の各段階におけるルールや制度を考察します。また、具体的な政策についても検討したいと思います。なお、政策過程の対象は中央政府だけでなく、適宜、地方政府についても触れていきます。
科目目的
政策過程論は、より高度な知識獲得力・多様性理解力・問題解決力の伸長を図る基幹科目群の学科間共通科目に位置づけられています。本科目は、公共政策研究の基礎となるものであり、またそこからより高度な知識や理解力、問題解決能力を育成します。公共政策を学ぶ上で、重要な科目の一つといえます。
到達目標
政策過程の基礎を理解し、具体的な政策事例を考察できることを目標にします。合わせて、現代の課題に対して簡単な政策提案をしてもらえればと考えています。
授業計画と内容
第1回:ガイダンス
第2回:公共政策と政策過程
第3回:政策過程とその主体
第4回:政策課題設定過程
第5回:政策形成過程
第6回:政策決定過程
第7回:政策執行過程
第8回:政策評価過程
第9回:政策過程の循環と政策の終了
第10回:公共政策の諸モデル
第11回:政策形成への参加~ガバナンス
第12回:政策の変化と収斂
第13回:国境を超える公共政策
第14回:総括・まとめ
*なお、授業計画は受講者数、講義の進捗状況等によって変更する場合があります。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 試験の設問に適切に答えていることが求められます。 |
レポート | 30 | 学期中の後半に提出してもらいます(提出は必須)。課題は授業の中で提示します。 |
平常点 | 15 | 授業を受けているか、またきちんと学習しているかが問われます。 |
その他 | 15 | 毎回の授業の後に、要約、クイズ、アンケート調査を行いますので、必ず提出してもらいます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
受講生の人数によっては、授業内で個人発表またはグループ発表をしてもらう可能性があります。その場合の評価は、「その他」(15%)に含める予定です。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
レポートの提出後など、必要に応じて講評・説明をする予定です。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
受講生の人数によっては、授業内で個人発表またはグループ発表をしてもらう可能性があります。開講後に受講生の人数から判断します。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
レジュメ等を配布する予定ですが、最初の授業(ガイダンス)で指示します。
【参考文献】
秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉『公共政策学の基礎[第3版]』有斐閣、2020年。
秋吉貴雄『入門 公共政策学』中公新書、2017年。
金井利之『行政学講義』ちくま新書、2018年。
その他特記事項
なし
参考URL
なし