シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事例研究(演習)Ⅰ | 2024 | 前期 | 木3 | 総合政策学部 | 籠谷 公司 | カゴタニ コウジ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IF3-SM01
履修条件・関連科目等
国際システムの理論分析 I・II を既に履修し、安全保障論を同時に履修することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
国際関係論の研究者たちは国家間の対立と協調の傾向を分析し、戦争をいかに回避して平和を維持するのか、という問いに答えるために研究を続けてきた。第二次世界大戦後、国家間の対立と協調は伝統的な安全保障分野だけでなく、国際政治経済の分野においても考察されるようになってきた。また、近年は現実主義や自由主義といった伝統的な理論の限界が指摘され、「相手の出方に対して自分はどう振舞うのか」という戦略的相互依存問題に焦点を当てる研究が盛んに行われるようになってきた。
演習の参加者が既に国際関係理論の基礎を理解しているものとし、分析の対象となる国際情勢を地図を眺めながら学習する。学期末には、グループ研究の課題設定を行う。
科目目的
当該科目の目的は、国際関係理論の基礎を学習した学生たちがグループ研究を始めるために、現実社会で発生する出来事の背景情報を地図と共に学習することにある。また、学習を終えた段階で、関心の近い学生同士がグループを形成し、研究課題を設定できることにある。
到達目標
当該科目の到達目標は、国際情勢を包括的に把握し、夏休み前にグループ研究の課題を設定することにある。
本学部の学位授与方針(ディプロマポリシー)のうち、「専門性に基づく複眼的思考能力」「コミュニケーション能力」「組織的行動能力」と特に関連している。
授業計画と内容
01 イントロダクション
02 国際情勢を理解する(1):ボニファス(2019)地図1から10までの討論。
03 国際情勢を理解する(2):ボニファス(2019)地図11から20までの討論。
04 国際情勢を理解する(3):ボニファス(2019)地図21から30までの討論。
05 国際情勢を理解する(4):ボニファス(2019)地図31から40までの討論。
06 国際情勢を理解する(5):ボニファス(2019)地図41から50までの討論。
07 国際情勢を理解する(6):ボニファス(2019)地図51から60までの討論。
08 国際情勢を理解する(7):ボニファス(2019)地図61から70までの討論。
09 国際情勢を理解する(8):ボニファス(2019)地図71から80までの討論。
10 国際情勢を理解する(9):ボニファス(2019)地図81から90までの討論。
11 国際情勢を理解する(10):ボニファス(2019)地図91から100までの討論。
12 グループ研究の準備(1):先行研究の読み込み
13 グループ研究の準備(2):グループ研究のカウンセリング
14 グループ研究の課題設定
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教科書の該当箇所(内容の地図番号を参照)を読んで予習し、報告担当グループはプレゼンテーションスライドを準備してください。また、報告担当グループ以外は、報告に対する質問を用意してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 報告の出来、演習内の議論への参加で評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書:
パスカル・ボニファス . 2019.『現代地政学 国際関係地図』ディスカバー・トゥエンティワン.