シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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English Seminar(4) | 2023 | 後期 | 木4 | 文学部 | 檀浦 麻衣 | ダンウラ マイ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EX3-B110
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616年)の喜劇『十二夜』を講読します。本劇は大団円で主人公たちがめでたく結婚するロマンティック・コメディーですが、かなわぬ恋心、双子の取り違え、男装する女性など、シェイクスピア時代の社会・文化的背景から分析し直してみると、現代のわたしたちが見落としてしまいがちな面白さに気づきます。この授業ではテクスト講読と受講生によるプレゼンテーションを通して、『十二夜』の面白さを分析していきたいと思います。
科目目的
作品の講読を通じて、シェイクスピアの英語と演劇の特徴を理解すること。また、興味を持った点について、自ら問いを立て、その問いに対する自分の考えを論理的に提示すること。
到達目標
授業を通して得た知識をもとに、自分の興味を持った点を他者に関心を持ってもらえるように論理的にまとめること。
授業計画と内容
第3回目以降は担当者を数名決めて、テクストの訳読とプレゼンテーションを行います。受講者全員が事前にテキストの該当箇所を読み、疑問点や気づいた点を指摘できるよう、積極的な参加を求めます。
第1回 イントロダクション(作品についての概説)
第2回 『十二夜』の批評の動向/映像作品から物語を把握する
第3回 テクスト講読と受講生によるプレゼンテーション 第1幕前半
第4回 テクスト講読と受講生によるプレゼンテーション 第1幕後半
第5回 テクスト講読と受講生によるプレゼンテーション 第2幕前半
第6回 テクスト講読と受講生によるプレゼンテーション 第2幕後半
第7回 第1幕と第2幕に関するまとめ
第8回 テクスト講読と受講生によるプレゼンテーション 第3幕前半
第9回 テクスト講読と受講生によるプレゼンテーション 第3幕後半
第10回 テクスト講読と受講生によるプレゼンテーション 第4幕前半
第11回 テクスト講読と受講生によるプレゼンテーション 第4幕後半
第12回 テクスト講読と受講生によるプレゼンテーション 第5幕前半
第13回 テクスト講読と受講生によるプレゼンテーション 第5幕後半
第14回 第3幕~第5幕に関するまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 授業で学んだ内容を踏まえたうえで、自分なりの問題提起と主張に基づいて議論を展開すること。 |
平常点 | 50 | 出席、発表、レスポンスペーパーを総合して判断する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
William Shakespeare, Twelfth Night, edited by Keir Elam, The Arden Shakespeare, 3rd series, 2008.
ISBN: 978-1903436998
※初回の授業でテキストについて説明するので、そのあとに購入してください。
※幕場と行数の統一上、なるべく上記のアーデン版第3版を使用してください。
<参考文献>
小田島雄志 訳『十二夜』(白水社、1983年)
松岡和子 訳『十二夜』(ちくま文庫、1998年)
河合祥一郎 訳『新訳 十二夜』(角川文庫、2011年)
その他特記事項
予習、授業中、復習は辞書(英和、英英)を活用すること。