シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会心理学Ⅰ | 2024 | 前期 | 月3 | 経済学部 | 小林 麻衣子 | コバヤシ マイコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-161X
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
現代社会に生きる「自分」は何者か。自己とは何か、性格の特徴はあるか、物事に対する考え方や行動の仕組みはどうなっているか。私たちがたどってきた社会的背景がいかに「自分」に影響しているか、実証データから考えていく。
科目目的
会心理学的視点から、人と社会との関係について基礎的知識を学ぶ。
到達目標
Ⅰでは「自分」に焦点を当て、個人の心理行動プロセスについて理解し、説明できることを目的とする。
授業計画と内容
1. 自己評価 「客体的自己」「公的自己意識」「他者との比較」
2. 自己意識:意識と無意識 「帰属のエラー」
3. 対人認知:印象形成と帰属理論 「思い込みによる他者認知」
4. 社会的認知(1):スキーマ 「ものの見え方のエラー」
5. 社会的認知(2):ステレオタイプと偏見(1)「偏見をもつ心理のしくみ」
6. 社会的認知(3):ステレオタイプと偏見(2)「偏見を持たれると人はどうなるか」
7. 発達の心理 「愛着理論」
8. 性格と社会心理(1):性格特性 「エゴグラムで自分を知る」
9. 性格と社会心理(2):ビッグファイブ 「
10. 社会的態度(1):態度の構造 「マーケティングに利用される説得術」
11. 社会的態度(2):説得による態度変化や抵抗 「同調圧力」「集団での役割認識」
12. 行動決定の心理 「遅い心、速い心」
13. 消費者行動の心理 「損得勘定のしくみ」
14. 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
復習を重点的に、授業中に配布もしくはmanabaに配信する資料やテキストに目を通すこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 定期試験での得点 |
平常点 | 40 | 授業参加度およびオンライン課題の提出 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点40%、試験60%
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
国立保健医療科学院公衆衛生政策部 協力研究員
常磐大学国際被害者学研究所 専任研究員
科学警察研究所犯罪行動科学部犯罪予防研究室 研究補助員
文部科学省初等中等教育局学力調査室 研究補助職員
東京都健康長寿医療センター社会参加チーム 非常勤研究員
明治大学危機管理研究センター 研究推進員
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
社会心理学における理論が、実際の人間社会の場でどのように認知され、
応用されているか紹介していく。
テキスト・参考文献等
(テキスト)斎藤勇「図説社会心理学入門」誠信書房 2011年 ISBN10:4414301793
(参考文献)堀洋道(監)吉田富二雄・松井豊・宮本聡介(編)「新編 社会心理学」福村出版 2009年
その他、授業毎のテーマに合わせた参考文献を提示する。