シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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宇宙物理学特論第二 | 2024 | 後期 | 火3 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 坪井 陽子 | ツボイ ヨウコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-MP5-2C26
履修条件・関連科目等
物理学全般の基礎知識のあること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
宇宙空間には高エネルギー粒子が関与する諸現象が満ちている。結果としてX線やγ線などの高エネルギー電磁波が放射される。よって逆に、これらの波長域の観測によって宇宙における高エネルギー現象が明らかとなる。この講義では、X線/γ線天文学の歴史、諸天体からの放射、その放射プロセスについて解説し、現在までにどのような宇宙像が明らかとなっているかを概観する。またX線光学系、検出器の原理について学び、将来的にどのような観測が必要となるかについて考えていく。
科目目的
X線/γ線天文学の歴史、諸天体からの放射、その放射プロセス、現在までにどのような宇宙像が明らかとなっているか、X線光学系、検出器の原理について理解する。また、将来的にどのような観測が必要となるかについて考える。
到達目標
宇宙X線はいかに放射されるか、またそれを観測することによって諸天体のどのような物理が明らかになるかを理解し、X線光学系、検出器の原理と、今後それらに求められる性能について考える。
授業計画と内容
第1回 X線/γ線天文学の歴史
第2回 天体からの放射とその放射プロセス(熱的制動放射)
第3回 天体からの放射とその放射プロセス(黒体放射)
第4回 天体からの放射とその放射プロセス(シンクロトロン放射)
第5回 X線で明らかになってきた宇宙像 (星、コンパクト星)
第6回 X線で明らかになってきた宇宙像 (超新星残骸、銀河、銀河団、超銀河団)
第7回 X線と物質との相互作用 (吸収、励起、緩和過程)
第8回 X線と物質との相互作用を用いたX線検出原理
第9回 ガス検出器とX線CCDカメラ
第10回 X線カロリーメーター
第11回 X線望遠鏡
第12回 X線回折格子
第13回 偏光X線検出器
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
課題として出されたレポートを2週間以内にまとめ、提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 出欠、および講義における発表とレポート |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特になし