シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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文学Ⅰ | 2024 | 前期 | 木5 | 経済学部 | 山中 剛史 | ヤマナカ タケシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-171X
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
明治の急速な近代化の波の中で、近代化された人間の内実と歪みは文学の世界で表現されることになる。近代という時代を念頭に、前期は主に明治から大正期、後期は大正から昭和期へといたる文学作品と作家の姿を追いかけながら、時々の風俗やメディア、また最新思潮や科学言説を取り入れつつ如何にして人間が描かれてきたのかを読み解き、近代文学の基礎的な知識を身につける。
科目目的
日本の近代文学を読みながら、明治という時代を背景にした言葉と人間の関係について学ぶ。
到達目標
<到達目標>
書き言葉、話言葉の違いと、日本語の近代化について理解すること。
明治期に根付いた「小説」概念が、ただストーリーの叙述にあるのではないこと、また「小説」が娯楽以上の啓蒙的役割を担っていたという歴史的様相を理解すること。
「小説」が「語り手」による叙述と提示による構造を持していることを理解すること。
芸術としての文学の発展が、出版資本主義の成立と読者啓蒙といった社会性と不可分であることを理解すること。
課題作品を読み、ストーリーのみならずその文体や構造といった特質について自らの見解を提示できるようになること。
授業計画と内容
1.ガイダンス
2.近代の到来ーー文学の近代
3.「ことば」とメディア
4.続き物から小説へーー新聞小説の時代
5.「改良」の思想ーー文明開化と改良思想
6.言文一致運動
7.立身出世の意味
8.「恋愛」という新思想
9.「風景」の発見
10.自然主義(1)進化論と科学
11.自然主義(2)暴露と悲惨
12.自然主義(3)「私」の行方
13.明治の「世紀末」ーー科学的人間観
14.まとめーー明治の文学と言葉
(内容は変更する場合がある)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・授業で扱う文学テキストをその都度指定するので事前に必ず読んでおくこと。
・授業ノートを自分なりにまとめ、復習すること。
・授業当日に配布する資料プリントは紛失しないよう保存し復習の際に用いるように。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 授業内容を理解し把握したうえで〈到達目標〉を達成できているかを評価の基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
基本的にプリントを配布するが、テキスト購入の指示を出すこともある。
参考文献については、講義中適宜指示する。
その他特記事項
特になし
参考URL
特になし