シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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細胞機能制御論 | 2024 | 後期 | 月1 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 箕浦 高子 | ミノウラ タカコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-BI5-9C02
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
細胞がどのようにして運動し、また分裂するのか。生物学における根本的なこの問いは、昔から多くの生物学者を魅了してきた。細胞の運動や分裂のしくみとその制御機構について概説するとともに、エポックメイキングとなった歴史的論文の原著を用いてその研究動機や成果について討論し理解を深める。
科目目的
細胞の基本的な特徴である細胞運動の分子基盤とその制御機構について、研究の歴史から最近の知見まで、その大要を理解する。
到達目標
細胞運動に関する原著論文の着眼点と意義を理解し、自分なりの評価ができるようにする。
授業計画と内容
第 1回 講義の概要と紹介
第 2回 アクチン系細胞運動(講義)
第 3回 アクチンの機能に関する代表的論文の解釈と討論
第 4回 ミオシンの機能に関する代表的論文の解釈と討論
第 5回 微小管系細胞運動(講義)
第 6回 微小管のダイナミクスに関する代表的論文の解釈と討論
第 7回 微小管系モータータンパク質に関する代表的論文の解釈と討論
第 8回 細胞内輸送機構(講義)
第 9回 細胞内輸送機構に関する代表的論文の解釈と討論
第10回 有糸分裂のメカニズム(講義)
第11回 有系分裂の制御機構に関する代表的論文の解釈と討論
第12回 有系分裂装置の形成機構に関する代表的論文の解釈と討論
第13回 細胞質分裂の分子機構(講義)
第14回 細胞質分裂に関する代表的論文の解釈と討論
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
初回に配布する資料に必ず目を通し、あらかじめ概要を把握しておく。資料に記載されている用語は重要なものがほとんどである。意味がわからない場合はあらかじめ図書やインターネット等で調べておくこと。授業後は理解不十分な箇所や興味をもった箇所を重点的に復習する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 課題レポートおよび講義への貢献(プレゼンテーション、発言など)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
iBiologyの動画を視聴し、グループで日本語字幕を作成することで、理解の一助とする。この際、動画編集アプリケーション等を使用する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
iBiology http://www.ibiology.org
細胞生物学分野の代表的な研究者による講義(iBioSeminars、iBioMagazine、iBioEducationに掲載されている動画)を視聴する場合がある。
その都度優良な原著論文や総説等を紹介するが、参考となる関連分野の論文を自ら探す行為も重要である。