シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
哲学演習(6)(14) | 2023 | 通年 | 月4 | 文学部 | 井ノ口 哲也 | イノクチ テツヤ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-PE3-J806,LE-PE4-J814
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
1年かけて『老子』を読解したうえで、最終レポートを作成し提出する。
科目目的
漢文読解能力は、中国の文献のみならず、日本の古典のほか近代の文献を読む際にも必要なものであり、やや大きな話をすれば、日本で生活する者が身につけておくことで、これに付随する豊かな学殖を獲得して、充実した人生を送ることにつながることが大いに期待できる。
本科目は、中国の文献を丁寧に読解することを通じて、豊かな学殖を獲得し得る漢文読解能力を養成することや、古典と向きあう姿勢を培うことを目的とするものである。
到達目標
受講生は、中国の文献を読解するという営みを通じて知り得る中国の思想や文化が、現代中国(人)のもしくは現代日本(人)の「ものの考え方」にどのようにつながっているのか、について理解し、それを発表の機会やレポート等を通じて表現することができる。
授業計画と内容
読解のペースは、内容の難解さや受講生の進め方によるので、各回の読解箇所については明示することができない。一字一句の意味にこだわり、丁寧な読解を心がける。
前期
1)中国の文献(特に古典)を読解するということ
2)『老子』概説ー出土資料とスタンダード・テキストー
3)読解の進め方、担当順の決定、試訳の提示
4)『老子』読解 その1
5)『老子』読解 その2
6)『老子』読解 その3
7)『老子』読解 その4
8)『老子』読解 その5
9)『老子』読解 その6
10)『老子』読解 その7
11)『老子』読解 その8
12)『老子』読解 その9
13)『老子』読解 その10
14)『老子』読解 その11
後期
1)前期に読解した内容の再確認
2)『老子』読解 その12
3)『老子』読解 その13
4)『老子』読解 その14
5)『老子』読解 その15
6)『老子』読解 その16
7)『老子』読解 その17
8)『老子』読解 その18
9)『老子』読解 その19
10)『老子』読解 その20
11)『老子』読解 その21
12)『老子』読解 その22
13)『老子』読解 その23
14)『老子』読解 その24
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業前は、前回までのレジュメに目を通したうえで、毎回の授業に臨むこと。
授業後は、毎回のレジュメを復習し、読解箇所全体に対する理解に努めること。
担当が当たった際には、事前の下準備と発表の準備に時間をかけること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 60 | 一次資料の読解を終えたあと、読解箇所のポイントを把握しているか、文献全体に対して理解が及んでいるか、を確認するために課題を与えて最終レポートにまとめてもらい、全体の6割に換算して評価する。 |
平常点 | 40 | 毎回の授業への貢献度(発言)と発表担当分について、全体の4割に換算して評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
最初の授業時に受講生に受講の意思確認を行う。その結果に基づいて、2回目の授業で通年使用する読解資料を準備し配布する。