シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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入門・会計学/会計学Ⅰ | 2024 | 前期 | 火1 | 総合政策学部 | 佐々木 隆文 | ササキ タカフミ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-AU1-0001
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代社会に生きる私達は企業が提供する多様な財、サービスを消費しています。また、多くの人々は従業員として企業に勤めることで生活の糧を得ています。更には、多くの人々の資産は年金資産等を通じて、株式、債券など企業が発行する証券に投資しています。
会計情報は株主、債権者、取引先、消費者など様々なステイクホルダーの意志決定に重要な影響を及ぼします。とりわけ、ビジネスパーソンにとって、会計情報から企業を客観的に評価できるようになることは必須のスキルと言えます。就職先を決める際にも会計情報は重要な情報をもたらすでしょう。
企業活動、株主保有構造のグローバル化が進む中、会計基準も国際的な標準化に向けた動きがあります。また、企業のサステナビリティ(持続可能性)に関する情報開示も増えています。充実した企業の会計情報を理解するためには、会計の原理原則をしっかり理解しておく必要があります。
科目目的
会計学の基本的な考え方を理解すること。
到達目標
財務会計の基本的な考え方、ルールを学び、財務諸表から企業行動の成果を評価できるようになること。
授業計画と内容
1 イントロダクションー財務会計の機能と制度
2 利益計算の仕組み
3 会計基準と日本企業の財務報告
4 利益測定と資産評価の基礎概念
5 現金預金と有価証券
6 売上高と売上債権
7 棚卸資産と売上原価
8 有形固定資産と減価償却
9 無形固定資産と繰延資産
10 負債
11 株主資本と純資産
12 財務諸表の作成と公開
13 連結財務諸表
14 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 講義全体の理解度を問う内容。 |
平常点 | 50 | 毎回の小テストから評価。発言点も加算する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1990年4月~2007年3月:日興証券(現SMBC日興証券)系のシンクタンク(日興リサーチセンター)に勤務.投資調査部研究員,年金研究所主任研究員,社会システム研究所CSR調査室長等を歴任.株式市場,企業財務,企業年金,企業の社会的責任(CSR)を対象とした調査研究に従事.
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
上記職歴において,会計,ファイナンスの知識を応用した実務に携わってきました.応用力を身につけるためには多くの応用事例を知ることよりも基礎理論のロジックをしっかりと理解することが大切です.講義では実務への応用に関する説明を交えつつ,基礎理論の理解を重視します.
テキスト・参考文献等
下記のテキストの要所を説明していきます。学ぶ内容は全て配布資料にまとめます。
桜井久勝. (2023). 「財務会計講義」. 中央経済社.