シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生命科学Ⅰ | 2024 | 前期 | 木2 | 経済学部 | 黒須 詩子 | クロス ウタコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-341X
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
進化論は、チャールズ・ダーウィンとアルフレッド・ウォーレスによって発案されたが、20世紀に入ってから画期的な発展を遂げた。その最大の要因は、遺伝物質DNAの化学的構造が明らかにされたことにある。ダーウィンが、生物は時間軸を遡れば、単一の祖先にたどり着くと考えたことは、正しかった。この考えに基づけば、生物は物質であると考えられるが、他の物質と違って、自己複製するという稀に見る性質を持つのである。自己複製し、発生の調節をする遺伝子の働きを理解し、現代進化論の基本的な考え方をわかりやすく説明する。
科目目的
人間を取り巻く生物現象を知ること。
到達目標
自己複製子としての生物の特性を理解すること。
授業計画と内容
1.はじめに:進化論がなぜ重要なのか
2.自己複製子としての生物:遺伝暗号とタンパク質合成
3.チャールズ・ダーウィンと進化論の成立
4.適応、自然選択による進化
5.自然選択と遺伝子の概念:生殖質は不滅である
6.自然選択と遺伝子の概念:メンデル遺伝学、モーガンとショウジョウバエ
7.オスとメス
8.有性生殖が維持される理由
9.進化の実例:工業黒化、鎌形赤血球貧血症
10.進化の実例:農業害虫、ダーウィンフィンチ、シクリッドフィッシュ
11.進化の実例:擬態、シグナルと騙しの進化
12 「種」の概念
13.種分化、隔離機構、適応放散
14.総括(進化論は現実をどのように説明するのか)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
少なくとも一冊の指定図書を通読してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 平常点の評価は、小テストを含みます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【教科書】
使用しない。資料はその都度配布します。
【指定図書】
R.ドーキンズ『利己的な遺伝子』紀伊国屋書店
J.ワトソン & A.ベリー『DNA』講談社
D.サダヴァ他『カラー図解 アメリカ版大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学』
(ブルーバックス)講談社
D.サダヴァ他『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第4巻 進化生物学』
(ブルーバックス)講談社
C. ジンマー/ダグラス・J・エムレン『進化の教科書』(1,2,3 巻)講談社
その他特記事項
随時練習問題を解いてもらいます。授業中の私語、食事(飲み物は構いません)、携帯電話使用、メークアップを禁止する。
参考URL
なし