シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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人格心理学(感情・人格心理学Ⅱ) | 2023 | 前期 | 月5 | 文学部 | 富田 拓郎 | トミタ タクロウ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-PY2-P631
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
公認心理師の4年制大学・学部で修めるべき科目として、人格心理学(パーソナリティ心理学)の基本を学びます。人格心理学は心理学・行動科学のさまざまな理論および研究方法論の発展に伴い、従来の類型論、特性論といったいわば「性格分類の学」から,生物・心理・社会等のさまざまな要因との関連を検討する、より広範な学問となってきました。本科目では1)人格心理学の視座と方法論、2)さまざまなパーソナリティ理論(精神分析的理論、人間学的理論、パーソナリティの特性論(アイゼンクからビック・ファイブへ)、認知的パーソナリティ理論など)、3)人格心理学の新たな視座(パーソナリティの臨床、自己概念、パーソナリティの発達(遺伝と環境等)など)などの点についての包括的知識を学び、人格心理学だけではなく人文・社会・自然科学領域に関わる学際的視点を学びます。いくつかの心理テスト(NEO-PI-Rなど)については体験実習(自習形式)も予定しています。
科目目的
公認心理師の4年制大学で修めるべき人格心理学の知識習得を目的とします。
到達目標
1)人格心理学(パーソナリティ心理学)の基本概念、理論、知識を得ることができます。
2)人格心理学の応用領域となっている近年の理論や基本的視座を知ることができます。
3)パーソナリティの病理に関する基本知識を知ることができます。
授業計画と内容
(予定は変更することがあります)
第1回:総論①:パーソナリティ心理学の概説
第2回:総論②:パーソナリティのアセスメント
第3回:パーソナリティ理論①:精神分析的人格理論①(フロイト)
第4回:パーソナリティ理論②:精神分析的人格理論②(ユング、アドラー、新フロイト派)
第5回:パーソナリティ理論③:人間学的理論
第6回:パーソナリティ理論④:パーソナリティの特性論とパーソナリティの生物的基盤
第7回:パーソナリティ理論⑤:認知的パーソナリティ理論とパーソナリティの状況論
第8回:近年のパーソナリティ理論(環境・状況、 遺伝、発達)
第9回:行動遺伝学とパーソナリティ
第10回:パーソナリティの次元モデルとパーソナリティの病理(パーソナリティ障害(パーソナリティ症)、DSM)
第11回:正常なパーソナリティとパーソナリティの病理、サイコパス
第12回:パーソナリティと心身症状(素因ストレスモデルを含む)
第13回:パーソナリティと精神病理(トラウマの基礎的理解を含む)
第14回:全体のまとめ(質疑応答を含む)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | ルーブリック評価基準に基づき、レポートを評価します(詳細は授業時に説明します) |
平常点 | 30 | 授業での積極的な参加の程度、グループワークの取り組み度などを総合的に評価します |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業時にはプリントを配布します。参考文献は授業内で適宜紹介します。
その他特記事項
1)この科目は公認心理師資格取得に必要な学部科目です。同資格を取得したい人は必ず履修してください。
2)授業資料は原則としてmanaba上にアップロードします(授業時に直接配布する一部のものを除きます)。各自でダウンロードしてください。
3)各自manaba、responを使えるようにしておいてください。responは事前の設定をお願いします。
4)欠席は履修の大きな妨げとなりますので気をつけてください。