シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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有機反応化学特論 | 2024 | 後期 | 木2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 福澤 信一 | フクザワ シンイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-BC5-6C04
履修条件・関連科目等
学部の基礎有機化学,および有機化学1,2,3を履修していること。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
学部で有機化合物の性質と反応について学びました。アルカンからはじまりアルケン,アルキン,芳香族化合物というように化合物の種類別に,それらの性質や反応,合成については一通りの知識を習得したことでしょう。この講義では,有機化合物の構造や反応に関して詳細を学びます。上級レベルの,専門的な内容に関して学びます。研究論文として発表されてはいるけれど,学部レベルの教科書には記載されていない事項についても学習します。受講者にF. A. Carey 著のAdvanced Organic Chemistry Aのテキストの章末問題を課題として与え,文献を参考に解答を提案してもらいます。
科目目的
学部レベルでは学ばない上級レベルの有機化学の知識を習得し,さらに,学術論文を出典とした問題を解答することにより,大学院での研究を高度に推進する問題解決力や知恵を身につける。
到達目標
大学院レベルの有機反応機構が十分理解できること。
授業計画と内容
第1回 化学結合と分子の構造
第2回 立体化学
第3回 安定性と反応性への立体効果
第4回 求核置換反応
第5回 極性付加と脱離反応
第6回 カルバニオンとエノラート
第7回 中間演習
第8回 付加と縮合反応
第9回 芳香族性
第10回 芳香族置換反応
第11回 環化付加反応
第12回 ラジカル反応
第13回 光化学反応
第14回 総合演習
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
解答担当者は,当日までに教科書の章末問題の中から1問を解答して,受講者全員に解答を配布すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 与えられた課題の解答が十分に考察されていること,問題の出典の論文を理解して正しい解答が導き出されていることを評価基準とする。 |
平常点 | 50 | 講義中の,積極的なディスカッションへの参加や発表者に対する適切な質問やコメントを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
演習問題の解答の内容と,出席で評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
インターネットでの文献検索による,講義課題の出典の検索と解答のヒントの提示。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト,①F. A. Carey and E. J. Sundberg,②Advanced Organic Chemistry A, ③Springer, 2007, Charlottesville, ISBN 978-0-387-68346-1.④5th ed.
その他特記事項
1回の講義で,演習問題を5問解答しますが,同一問題を2人担当します。従って,1回に10人の担当が割り当てられます。20人程度の受講者で,一人の受講者の解答回数は6回程度となります。
参考URL
https://gousei2026.r.chuo-u.ac.jp