科目ナンバー

EC-AU2-31XX

履修条件・関連科目等

「簿記論」を履修済みであることを前提として、授業をすすめます。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

＜学位授与方針と当該授業科目の関連＞
この科目は、現実把握力（経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる）の修得に関わる科目です。

＜概要＞
「簿記論」では会計の計算面を重視するのに対し、「財務会計論」では会計の理論面に重点をおいて、講義を行います。企業会計は、企業外部の利害関係者（例として株主、銀行）に対する報告を目的とする財務会計と、企業内部で経営管理に役立てることを目的とする管理会計に分類されます。この授業では財務会計の分野をとりあげます。

科目目的

財務会計の基本的な考え方を学習するとともに、わが国の企業会計制度の概要を学習します。

到達目標

・企業の実際の財務諸表をみて、その内容を理解できるようになる。
・会計に関する記事を読んで、その内容を理解できるようになる。

授業計画と内容

１．ガイダンス
２．利益の計算方法
３．会計公準
４．「企業会計原則」の一般原則
５．収益・費用の認識
６．収益・費用の測定
７．資産の評価
８．企業会計制度
９．資産（意義・分類）
１０．資産（金融資産）
１１．資産（棚卸資産）
１２．資産（固定資産・繰延資産）
１３．負債（意義・分類・社債）
１４．負債（引当金）
１５．純資産（意義・分類）
１６．純資産（株主資本）
１７．純資産（株主資本以外）
１８．収益・費用（意義・分類）
１９．収益・費用（収益認識基準）
２０．財務諸表（貸借対照表）
２１．財務諸表（損益計算書）
２２．財務諸表（キャッシュフロー計算書・株主資本等変動計算書）
２３．連結会計（意義・連結の範囲）
２４．連結会計（連結貸借対照表）
２５．連結会計（連結損益計算書）
２６．財務諸表分析（安全性）
２７．財務諸表分析（収益性）
２８．まとめ

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

授業終了後、テキストの該当箇所を読んでおいてください。

授業時間外の学修に必要な時間数／週

・毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
・毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

次の２通りの方法で、成績評価を別個に行います。そのうえで、高い方の成績を採用します。
（１）期末試験の点数だけで成績評価する。
（２）授業中に小テストを7回実施し、高得点5回の合計点数で成績評価する。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

「講義資料」はmanabaを通じて配付します。授業中に印刷物として配布することはしません。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

【テキスト】新井清光・川村義則著『新版 現代会計学』中央経済社（テキストは改訂される可能性があります。授業では最新版を利用します。）

その他特記事項

【関連科目】簿記論、管理会計論

参考URL

有価証券報告書等の電子開示システム（EDINET）

http://disclosure.edinet-fsa.go.jp