シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヒューマニティーズ特論A | 2024 | 前期 | 火6 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 八木 はるな | ヤギ ハルナ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-HO5-LN04
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、近代以降の台湾文学を読みます。
多くの作品を、しっかりと読み、歴史や社会問題の表象を考察します。
文学を通して、台湾の歴史を勉強し、日本との関係性やアジア全体、国際社会における台湾の立ち位置について考えます。
希望によっては、書く練習、外国語能力の向上にも力を入れます。
皆さんの主体的学習(アクティブラーニング)を必ず取り入れます。
科目目的
この講義は、主に次のことを目的として開講しています。
・文学やフィクションの想像力が、人間社会において担う役割を知り、実感するため
・文学を通して、人間社会や人間性について、前より深く考えられるようにするため
・文学を通して、歴史や社会の変遷を考察できるようにするため
・アジア、特に台湾に対する理解を深め、それと日本との関係についてより適切に考えられるようにするため
到達目標
この授業を受けて、主に次のことに到達することを目指します。
・台湾の近代以降の歴史や社会問題については、簡単に説明できる
・文学、あるいはフィクションの力ーーそれが人の想像力をいかに豊かにするかが、わかる
・社会的、歴史的視野からみた文芸批評が、少しできるようになる
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:文学の力と歴史、授業の計画、アイスブレイク
第2回 台湾とは、その歴史概略
第3回 移民、侵略、多民族、日本植民地時代1
第4回 日本植民地時代2
第5回 光復以後、反共
第6回 冷戦下、モダニズム
第7回 国際社会での孤立、郷土への回帰
第8回 民主化へ、様々な人権運動
第9回 これまでのまとめ
第10回 同志(LGBTQ)文学
第11回 原住民、海洋文学
第12回 台湾映画
第13回 まとめ、期末準備
第14回 まとめ、到達度確認
※内容と進度は状況に応じて変わることがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 30 | これまでに考察した成果を踏まえ、何らかの形で作品批評を発表してもらいます。 |
レポート | 70 | 参加した上で、授業への取り組み、授業貢献度などから総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席が70%に満たない場合は、E判定とします。
評価基準と割合は状況に応じて変わることがあります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは適宜、指示します。
参考文献は、たとえば次のとおり:
・藤井省三『中国語圏文学史』(東京大学出版会、2011)ISBN:978-413082045-5
・陳芳明〔下村作次郎ほか訳〕『台湾新文学史(上・下)』(東方書店、2015)ISBN:978-4497213143
・山口守編『講座台湾文学』(国書刊行会、2003)ISBN:978-4336045140
・赤松美和子・若松大祐編『台湾を知るための72章【第2版】』(明石書店、2022)ISBN:978-4750353777
・国立台湾文学館編〔謝惠貞・八木はるな訳『文学青年育成ガイド:台湾文学史基本教材』(2021、国利立台湾文学館)ISBN:978-9865323837
など