シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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数学特別演習第二 | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 三松 佳彦 | ミツマツ ヨシヒコ | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
SG-PM5-1C30
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「数学特別演習」は、各専攻分野の基礎となる理論や知見を関連する文献を用いて輪講形式で学習を行い、「数学論
文研修第一」「数学論文研修第二」は、研究課題に関する文献の検討や研究を進める上での考え方について研究指導
を通して修士論文作成の指導を行う。
指導テーマ:微分位相幾何学
微分多様体上の位相幾何学、葉層構造等の力学系、シンプレクティク幾何及び接触幾何等の基礎理論を修得し、低
次元 ( 特に 2 , 3 , 4 次元) 多様体の構造の研究を行う。
科目目的
幾何学を中心とする現代数学の高度な習得と独自の研究の展開を目指す。
到達目標
修士論文研修第二と連動して、連綿と続く数学の歴史を踏まえ、実践的な知識をも視野に入れて、自立した研究者あるいは高度の専門職業人の養成を目的とする。
また、各研究室で当該学生に最適と判断される専門書や論文を選び、それを体読することにより、数学の学び方そして考え方の型を身に付けることを目標とする。
授業計画と内容
毎週少なくとも1回開かれるセミナーに加えて定期的な面談を通じて、数学を学び、その研究を進める。セミナーにおける学生による発表に関しては、学生が自分で理解をどれくらい深めているか自問自答することから始める。それに対して教員から具体的な助言や意見を述べる。それから双方で議論を深める。学生と教員とでは経歴や知識では大きな差があるかもしれないが、数学を研究する者として誠実に数学に向き合う姿勢を共有する。その際の具体的内容:
第1週 Morse 理論の復習
第2週 ループ空間とホモトピー群
第3週 Riemann 多様体と Riemann 接続
第4週 ループ空間の Morse 理論
第5週 測地線の幾何学・Jacobi 方程式
第6週 測地線のトポロジー
第7週 古典力学と測地線
第8週 閉測地線
第9週 曲面の幾何構造と閉測地線
第10週 3次元接触構造と閉測地線
第11週 正曲率空間の閉測地線
第12週 負曲率空間の閉測地線
第13週 閉測地線の安定性
第14週 Anosov 流と閉測地線
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
セミナーのための準備として、論文やテキストを読みこなすだけでなく、各自なりの理解を深め、応用例などについて、独自の考察を準備する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 数学の理解、具体的には発表の技量、議論の質により評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
数学を議論することは重要である。
どう表現できるかは、如何に理解したかの証明であり、そこを重点的に評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。