シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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地球環境論Ⅰ | 2025 | 前期 | 土2 | 経済学部 | 髙田 久美子 | タカタ クミコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-381X
履修条件・関連科目等
後期(地球環境論Ⅱ)も併せて履修することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
地球の形成から現在に至る変遷の中で、気候がどのように変動してきたか、その仕組みや検出方法を含めて講義する。また、変動の実態について最新の知見を交えて解説する。
科目目的
より大きな時間・空間スケールで環境問題を総合的にとらえるための基礎を作ることを目的とする。
到達目標
1. 地球史から人類史のスケールで気候変動の概要を理解する。
2. 気候変動の仕組みと要因を理解する。
3. 気候変動の検出方法と実態を説明できるようになる。
授業計画と内容
1. ガイダンス、気候と気象
2. 気候と気象の時空間スケール
3. 気候変動1:地球史における気候変動
4. 気候変動2:人類史における気候変動
5. 気候システム1:エネルギーと水
6. 気候システム2:炭素と窒素
7. 気候システム3:相互作用とフィードバック
8. 気候変動の要因1:自然要因
9. 気候変動の要因2:土地被覆変化
10. 気候変動の要因3:温室効果ガス
11. 気候変動の検出1:気象の観測
12. 気候変動の検出2:同位体、氷床コア、年輪、花粉
13. 気候変動の実態
14. 総括
• 受講者数やその他の事情により変更する場合がある。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・授業後の小テスト実施・提出
・授業時の資料を用いて復習するほか、地球環境関連のニュースに目を通すようにしてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 平常点と合わせた100点のうち60点以上を合格とする。 |
平常点 | 30 | 授業後の小テスト等で理解度を確認する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
期末試験及び小テストでは以下の点を評価項目とする
1. 地球史から人類史のスケールでの気候変動に関する理解
2. 気候変動の仕組みと要因に関する理解
3. 気候変動の検出方法と実態に関する理解
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
温暖化シミュレーションに用いる全球気候モデル(MIROC)の開発研究グループ(東京大学、海洋研究開発機構、国立環境研究所)のメンバーとして、陸面水文過程(MATSIRO)の開発改良に従事した経験(1994年〜2012年)を有します。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
その経験を踏まえて、地球規模の気候変動メカニズムについて講義します。
テキスト・参考文献等
テキストは特に指定しない。講義前にmanabaで資料を配布する。
参考文献を授業で適宜紹介する。
その他特記事項
質問がある場合には授業後に受け付けますので、遠慮なくきてください。
参考URL
特になし