シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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固体物性化学特論第一 | 2024 | 前期 | 水2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 佐藤 博彦 | サトウ ヒロヒコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-MP5-2C19
履修条件・関連科目等
量子力学、統計物理学の知識が前提となる。さらに、学部3年次の「固体物性」を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
物質の電気伝導性、磁性、誘電性などを、量子力学や統計力学を用いて解説する。
科目目的
バンド構造やフェルミ面に関する理解を深める。
到達目標
私たちの身の回りにある物質は、さまざまな性質を示します。物性物理学は、マクロな物質中に起こる現象をミクロな量子力学、さらにミクロとマクロをつなぐ統計物理学を用いて理解する物理学です。この講義では特に物質の電気伝導性、磁性、誘電性をミクロな立場から理解することを目標とします。
授業計画と内容
第1回 周期ポテンシャルとブロッホの定理
第2回 ブリュアンゾーン
第3回 バンド理論の基礎
第4回 バンド構造の具体例
第5回 分子軌道からバンドへ
第6回 タイトバインディングモデル
第7回 フェルミ面
第8回 磁場中の電子
第9回 ド・ハース・ファン・アルフェン効果
第10回 電気伝導の基礎
第11回 フォノン
第12回 低次元電気伝導
第13回 超伝導入門
第14回 到達度確認
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業の内容の理解に必要な量子力学や統計力学を復習すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 電子物性の基礎についての理解を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
100%到達度試験により評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書は使用しない。
参考書としては、キッテル「固体物理学入門 第8版」(丸善)などがある。