シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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凝縮系物理学特論第一 | 2024 | 前期 | 月2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 橘高 俊一郎 | キッタカ シュンイチロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-MP5-2C21
履修条件・関連科目等
量子力学、統計物理学の基礎を理解していること。「固体物性」を履修していることが望まれる。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
はじめに超伝導の歴史を紹介し、現象論を用いて超伝導の基礎的性質を説明する。さらに、超伝導の微視的理論であるBCS理論を紹介し、超伝導の発現メカニズムや熱力学的性質について解説する。
科目目的
学部で習得した量子力学および統計力学の知識を用いて、超伝導の基礎知識を深めることを目的とする。
到達目標
以下の3点を到達目標とする。
1. 現象論的理論を用いて、超伝導の基礎的性質を記述できるようになる。
2. 微視的理論を理解し、超伝導の発現機構を説明できるようになる。
3. 超伝導の基礎知識を身につけ、より専門的な観点から超伝導を議論できるようになる。
授業計画と内容
学生の反応をフィードバックして、下記の計画が少し変わる可能性はある。
第1回 イントロダクション
第2回 超伝導の歴史と基本的性質
第3回 超伝導の現象論
第4回 GL理論(導入)
第5回 GL理論(基礎)
第6回 GL理論(発展)
第7回 フェルミ気体
第8回 格子振動
第9回 微視的理論への準備
第10回 クーパー対
第11回 BCS理論(基礎)
第12回 BCS理論(発展)
第13回 超伝導体の熱力学
第14回 ジョセフソン効果
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
関連参考書で授業内容を復習し、疑問点があれば次回の授業で質問できるようにしておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 超伝導についての基礎知識を理解した上で、超伝導に関連する記述式の問題に取り組み、その結果をもとに評価する。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度、受講態度の状況を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書は特に指定しない。参考文献は授業中に紹介する。