シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際教養A | 2025 | 後期 | 火4 | 経済学部 | 本田 貴久 | ホンダ タカヒサ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-78AX
履修条件・関連科目等
とくになし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
テーマ:「教養」とはなにか? なぜ必要か? について考えましょう。さらにヨーロッパにおける教養(「国際教養」という意味で)という観点から、いくつかの具体的な知識を得ることで、気づきを得られるかどうかを見極める。
知識教養とはおもに中等教育(高等学校)までに得られるすべての知識と考えることができますが、一方で、現代の教育においては、知識の詰め込みの偏重が学生の知的成熟のさまたげになるという考えもあります。教養はなぜ必要かをみなさんに考えてもらいつつ、どんな「知識」がどんな「現実」を把握するのか、当事者となって教養の必要性を考えてほしいと思います。結局「教養」とは「さまざまな知識の寄せ集め」といえるので、この授業で紹介できる「教養・知識」には限りがあります。しかし、その「寄せ集め」をいかに自分なりに「編集」するのかは、個人の向上心と密接に関係しています。
科目目的
教養とはなにかを考えることで、教養の必要性を自分なりに導く。そのうえで国際的にはどのような内容が一般教養とされているのかを具体的に知ることで、より多角的な視点を獲得する。(この授業の場合は、フランスの一般教養について解説します。)
到達目標
一般教養の自身の専門知識をどのように補助しうるのかを自分なりに考え、ことばにできること。
フランスにおいて(程度の違いはあるが、ヨーロッパ全般にも共通していると考えられる)、どのような内容が教養とされているのかを知り、ある程度、理解すること。
授業計画と内容
講義は15回にわたって以下のテーマで行う。数字が講義一回分である。
前半
①ガイダンス
②世間で考える「教養」とはなにか?
③大学において定義される「教養」とはどういうことか?
④海外における「教養」とはどういうことか? フランスの場合
⑤海外における「教養」とはどういうことか? イラン・アメリカの場合
⑥定義を踏まえ「教養」について自分なりに考え直す
⑦コメント講評
後半
フランスの具体的教養について以下のテーマで話したいと思います。
(講義の流れに応じて、順序や内容が変わる可能性もあります。)
⑧フランスの文学・思想(広い意味での合理主義)
⑨フランスの美術
⑩植民地主義と現代社会
⑪ヨーロッパの統合
⑫21世紀のフランス
⑬国際的教養から考える教養
⑭まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指示した授業の資料、参考文献等は事前に眼を通してくること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 期末試験(完全記述式)か期末レポートにするかについては授業中に指示します。(登録人数、授業進捗状況などを考慮して判断します)。 |
平常点 | 60 | 授業参画度やレスポンのコメントを点数化したもの。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点(授業参画度・アンケート回答内容)と、期末試験か期末レポート(どちらを実施するかは未定)で得られた点数の合計点で評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
レスポンを使って答えていただいたみなさんの意見を講評します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業中にアンケートに回答していただき、その回答にコメントする形で学生との対話する機会を毎回もうけたいと考えています。回答の有無・内容は成績に反映されると考えてください。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講義の資料は授業中に(あるいはmanabaで)配布します。
その他特記事項
欠席について
・レスポンで出席をとります。
・やむをえない事情については個々に対応し、その都度判断するので相談しに来ること。