シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際教養E | 2025 | 後期 | 火3 | 経済学部 | 北沢 格 | キタザワ イタル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-78EX
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
近代化する社会と文学の関連を主題に、20世紀前半、急激に繁栄したアメリカと、次第に衰えていくイギリスにおいて、科学技術へのアンビヴァレントな思想とともに、理想社会の理念がどのように扱われたかを、当時の歴史的・社会的状況と関連させつつ文学作品から俯瞰します。
科目目的
欧米世界の文化的側面の知識習得を通して、欧米世界の状況をより深く理解し、「現代」を考える上でのさまざまな視点を養うことを目的とします。
到達目標
文学作品はそれが書かれた当時の社会状況の産物であるのみならず、その時代の科学、思想、歴史が複雑に絡み合ったものであり、現代の世界を考える上での重要な視座を提供するものであることを理解することをめざします。加えて、20世紀前半に明らかになる近代化の矛盾の多くが現代においても未解決であることの理解も併せて目標とします。
授業計画と内容
第1回 序論
第2回 アメリカの発展とE. A ポー
第3回 職業作家と雑誌:怪奇・幻想・謎
第4回 近代化と世界の拡大:未知の世界を求めて
第5回 ドイルと失われた世界への夢
第6回 進化の果てにあるのは?
第7回 エズラ・パウンドとその時代
第8回 ヘミングウェイの登場:E. パウンドとF. S. フィッツジェラルド
第9回 第一次世界大戦と文学
第10回 死の罠と逃避:ヘミングウェイと映画
第11回 大衆化されたハードボイルド:R. チャンドラー
第12回 ディストピアとユートピア
第13回 幻滅の未来と映像:P. K. ディックと『ブレードランナー』
第14回 第1-13回授業のまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業中に指示された作品については、その授業までに読み、自分なりの感想をもって授業に臨むこと。manabaに掲載する資料または配付資料をよく読むこと。なお、読むべき作品の概要やその他の参考文献については授業時に指示します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 講義内容の理解と授業で扱った作品に対する学生自身の理解、取り組み方で評価します。 |
平常点 | 40 | 授業中に概ね毎回、感想や基礎知識を問うRPを提出してもらい、その内容と提出状況から評価します。manabaでの提出が基本ですが、教室でRPを提出させることもあります。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
概ね毎回行う学生への質問・感想の問いかけに対する学生からの意見や疑問点については授業での全体的な説明とmanaba等を利用しての個別回答を行うことでできる限り双方向型の授業の実施に努める。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特定の教科書は使用せず、資料を配布します。扱う作品の詳細、参考文献等については、授業で指示します。