シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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光エレクトロニクス特論 | 2024 | 後期 | 月2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 庄司 一郎 | ショウジ イチロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-EL5-5C21
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
1960年にレーザが発明されて以来,光エレクトロニクスは著しい進歩を遂げ,現代社会にとって無くてはならない技術分野となった.その所産は多岐にわたるが,すべてに共通するのは光の発生と操作に関する高度な技術が用いられていることである.そして,それらは光の基本的性質の深い理解をもとに構築されてきた.
本講義では,電磁波としての光の基礎理論からスタートし,レーザ光の性質および様々な条件下での振舞いについて詳しく解説する.
科目目的
レーザ光の性質および様々な条件下での振舞いについて解説することにより,光エレクトロニクス分野の各種技術の理解および応用につなげることを目的とする.
到達目標
レーザ光の性質と,様々な条件下での振舞いについて理解し,基礎的な問題が解けるようになることを目標とする.
授業計画と内容
第1回 講義の概要/ガウシアンビーム
第2回 波動光学-単色波の性質-
第3回 波動光学-平面波・球面波-
第4回 等方性媒質中での光の伝搬-Maxwell方程式-
第5回 等方性媒質中での光の伝搬-平面電磁波-
第6回 偏光
第7回 光の反射と屈折
第8回 光の吸収
第9回 屈折率分散
第10回 結晶(異方性媒質)中での光の伝搬
第11回 複屈折を利用した各種光学素子
第12回 光導波路
第13回 光共振器
第14回 非線形光学
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本講義では毎回講義資料を使用する.事前に目を通して概要を把握しておくこと.また,ほぼ毎回レポートを課すので,その取り組みを通じて講義内容の復習を行ってほしい.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 講義期間中に複数回提出してもらう.レーザ光の性質と,様々な条件下での振舞いについて理解し,基礎的な問題を解くことができるかを評価する. |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
responを利用する.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト: 講義資料を配布する.
参考書: 江馬一弘 著 光学ライブラリー 『光物理学の基礎―物質中の光の振る舞い―』(朝倉書店,2010年,3,600円+税) ISBN: 978-4254137323
ヤリーヴ・イェー著,多田邦雄・神谷武志訳 原書6版「光エレクトロニクス 基礎編」 (丸善,2010年,6,300円+税) ISBN: 978-4621082652
Saleh and Teich 著,尾崎義治・朝倉利光 訳 『基本 光工学 1』 (森北出版,2006年,7,500円+税) ISBN: 978-4627153516
Saleh and Teich 著,尾崎義治・朝倉利光 訳 『基本 光工学 2』 (森北出版,2008年,8,000円+税) ISBN: 978-4627153615
その他特記事項
本講義は基本的に英語で行うが,必要に応じて日本語でも解説する.