シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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入門演習 | 2025 | 前期 | 月3 | 経済学部 | 陳 希 | チン キ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/中国語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
本演習は、中国の社会と文化について考え、議論していく授業です。
みなさん、中国を言うと、どういうような国をイメージするのでしょうか。中国は日本の隣国で、日本との関わりは古代にまで遡り、遣隋使・遣唐使の時代を経て、実に千年以上続いてきました。長い歴史のなかで、両国の間にはさまざまな出来事がありましたが、現在、経済をはじめとする様々面において、両国の関わりは重要に、かつ複雑になりつつあります。その意味においては、日本にとって中国ほど長く深く関わった国は極めて少ないと思われます。
この授業では、近現代中国の文化と社会に関連するテキストや文献を輪読し、討論することにより、中国の社会や文化に対する理解を深めていきます。また、中国を鏡として日本の社会と文化を見直し、文化の多様性と普遍性を理解します。さらに、複眼的な視点や思考力を養うことにより、国際理解の一助となることを目指す。
科目目的
この科目は、学位授与方針で示す「協調性・自己管理力・創造的思考力」を修得することを目的としています。具体的に言えば、①テキストを正確に読解し、現代中国の社会と文化への知見を深めること、②ゼミでの学習を通して、自分の考え方をことばによって論理的に表現し、わかりやすく他者に説明できるようになること、がこの科目の大きな二つの目的です。
また、本演習は、プレゼンテーション及びディスカッションを通じて、1年生の皆さんが今後の大学生活において、主体的・対話的に授業参加する姿勢を身につけることを最終目的とします。
到達目標
履修生は、現代中国の社会と文化に対する基本的な知識を修得すると同時に、以下の能力やスキルのレベルアップを到達目標とします。
・図書館データベースの活用方法
・現代中国に関する資料調査と資料収集の基本スキル
・資料の正確な読み方、文章のまとめ方
・プレゼン力と討論力
・課題発見能力
授業計画と内容
近現代中国の社会と文化についての文献講読と討論
第1回 オリエンテーション(顔合わせとゼミでの学習方法など)
第2回 Word講習会
第3回 Power Point講習会
第4回 資料のリサーチ方法と図書館ツアー
第5回 中国の歴史に関わるテキストの輪読と討論
第6回 中国の歴史に関わるテキストの輪読と討論
第7回 中国の言語に関わるテキストの輪読と討論
第8回 中国の言語に関わるテキストの輪読と討論
第9回 中国の文学に関わるテキストの輪読と討論
第10回 中国の文学に関わるテキストの輪読と討論
第11回 中国の演劇に関わるテキストの輪読と討論
第12回 中国の映画に関わるテキストの輪読と討論
第13回 映画学習
第14回 総合討論と総括
※以上の計画は参加者の人数や関心により変更することがあります。
※授業で使うテキストや授業日程については、初回ガイダンスで決めます。そのため、履修希望者は初回から必ず出席してください。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回扱う部分を必ず読み、疑問点・意見などをメモを取り、準備して授業に臨んで下さい。報告担当者は特にしっかりと準備し、難しい概念や関連事項などもできるだけ調べ、レジュメもしくはPower Pointを用意して発表して下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 学期末レポートの提出 |
平常点 | 30 | 授業前の準備、授業参画度(意見の表明、質問の投げかけ等)の状況を基準とします。 |
その他 | 40 | レジュメやPower Point(配付資料)を使った口頭報告 |
成績評価の方法・基準(備考)
(1)授業前の準備と積極的な討論への参加(30%)
(2)レジュメやPower Point(配付資料)を使った口頭報告(40%)
(3)学期末レポート提出(30%)
によって総合的に評価します。
ゼミ形式の授業ですので、報告義務放棄、無断欠席3回以上の場合は以後の履修を認めません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業で使用するテキストはゼミ生の興味関心に応じて決めます。参考文献を以下に提示しておきます。
①中国モダニズム研究会著『中国現代文化14講』(関西学院大学出版会、2014年)
ISBN:9784862831675
②光田剛編集『現代中国入門』(筑摩書房、2017年)
ISBN:978-4-480-06963-4