シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特別講義Ⅰ | 2025 | 後期 | 月2 | 経済学部 | 岡本 千草 | オカモト チグサ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-OM2-011X
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
近年、経済活動の地理的分布を分析する「空間経済学」をはじめ、さまざまな応用経済学分野で地理空間データ(=位置情報を含むデータ)の活用が広がっています。さらに、政府が公開するオープンデータなど、アクセスしやすい地理空間データが増加したことで、経済学の実証分析においてこれらのデータを題材として活用しやすい環境が整っています。そこで本講義では、プログラミング言語「R」を使用し、地理空間データを活用した経済学の実証分析を行うために必要な基礎知識を実習形式で習得することを目指します。本講義では、Rを使用したことがない人でも受講できるよう、Rの基本操作から実習を行います。
科目目的
この科目では、地理空間データの分析に必要な基礎知識を習得し、それを活用して経済学の実証分析に取り組むための基盤を身につけることを目的とします。
到達目標
以下の3つを到達目標とします。
1. Rを用いて地理空間データの加工・整理ができるようになる。
2. Rを用いて地理空間データの可視化ができるようになる。
3. 加工・整理した地理空間データを用いて、簡単なデータ分析が実行・解釈できるようになる。
授業計画と内容
※ 授業の順番については前後する可能性があります。
1. ガイダンス
2. Rの基本操作 : 四則演算、関数、オブジェクト、データの型
3. Rの基本操作 : ディレクトリの指定、データの読み込み
4. Rの基本操作 : パイプ演算子
5. データ分析の基礎 : 記述統計
6. データ分析の基礎 : 回帰分析
7. 地理空間データの基礎 : 座標参照系、ファイル形式
8. 地理空間データの可視化 : ポリゴン
9. 地理空間データの可視化 : ポイント
10. 地理空間データの加工 : ポイントとポリゴンの組み合わせ
11. 地理空間データの加工 : ポイントとポイントの組み合わせ
12. 地理空間データを用いた記述統計
13. 地理空間データを用いた回帰分析
14. 総括
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各授業回で扱う内容は、その後の授業の基礎となりますので、必ず復習を行うようにしてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 授業での実習内容を踏まえ、自ら仮説を設定し、地理空間データの整理・加工、可視化、回帰分析を行った結果をレポートとして提出していただきます。 |
平常点 | 70 | 各授業での成果物を提出していただきます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講義資料を配布します。