シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エスニシティとヒューマンライツ | 2026 | 前期 | 月4 | 総合政策学部 | 三浦 純子 | ミウラ ジュンコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-SC2-0003
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、現代社会におけるエスニシティをめぐる問題について、ヒューマンライツ(人権)の視点から考察し、グローバルな課題とされる移民・民族・人種問題への理解を深めます。講義は、「エスニシティ編」「ヒューマンライツ編」「応用課題編」の三部構成です。
エスニシティ編では、まず概念の基礎を学び、それがアイデンティティとどのように結びついているのか、さらに衝突や差別へと発展する可能性について理解します。ヒューマンライツ編では、人権の歴史的展開をたどるとともに、人権を守るための包括的な概念である「人間の安全保障」について学びます。最後の応用課題編では、民族を理由に差別されたり権利を奪われたりしている人々の事例を、担当教員の調査研究をもとに具体的に検討し、その解決策について考察します。
科目目的
本講義では、エスニシティについて国家、アイデンティティ、人種差別、衝突、感情などのキーワードと関連づけながら理解を深めるとともに、ヒューマンライツ(人権)の歴史および人間の安全保障の概念を学ぶ。また、それらの学びを基盤として、民族的背景を理由に人権が損なわれている難民の事例を通して問題解決に向けた思考力を深めることを目的とする。
到達目標
1)エスニシティとは何かについて、国家、アイデンティティ、人種差別、衝突、感情などのキーワードを用いながら説明できるようになること。
2)ヒューマンライツ(人権)とは何かを説明できるようになること。また、人権を守るために人間の安全保障の概念がなぜ重要であるのかについても説明できるようになること。
3)講義で学んだ難民の事例について、なぜ彼らの人権が民族的背景を理由に損なわれているのかを説明できるようになること。また、その課題をどのように解決できるのかについて、自らの考察を述べられるようになること。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション:「われわれが無意識に持つもの」
第2回【エスニシティ①】エスニシティの概念と歴史
第3 回【エスニシティ②】国民国家との関係:想像の共同体
第4 回【エスニシティ③】民族とアイデンティティ:名が作り出すもの
第5 回【エスニシティ④】民族と紛争「なぜ人は戦うのか」
第6 回【ヒューマンライツ①】人権とは何か
第7回 【ヒューマンライツ②】人間の安全保障の概念1):国家から「人」へ
第8回 【ヒューマンライツ③】人間の安全保障の概念2)能力強化と教育
第9回 【ヒューマンライツ④】強制移動:難民、国内避難民
第10回 【応用課題①】無国籍・ロヒンギャの人々
第11回 【応用課題②】タイの難民キャンプ1):少数民族と迫害
第12回 【応用課題③】タイの難民キャンプ2):身分証明と教育機会の喪失
第13回 【応用課題④】難民を気持ちを体験的に理解する:ワークショップ
第14回 統括・到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 50 | 最終授業の時に到達度確認を実施します。 |
| 平常点 | 50 | 出席及び授業内課題。毎回授業の最後に提出されるリアクションペーパーを評価の対象に入れます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
体験型授業としてワークショップ
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】なし。教科書は指定しません。授業内でレジュメを配布します。
【参考文献】
※ 下記以外の参考文献は、適宜授業内で提示します。
長 有紀枝 ( 2021)『入門 人間の安全保障 増補版-恐怖と欠乏からの自由を求めて』中央公論新社
Benedict Anderson .2016. Imagined Communities: Reflections on the Origin and Spread of Nationalism. Verso.