シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊講義(アジア哲学思潮) | 2025 | 前期 | 金5 | 総合政策学部 | 大木 舞 | オオキ マイ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-EP3-0001
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「ヒンドゥー教美術からみる南アジアの宗教文化」
本講義では、古代インドに端を発するヒンドゥー教の神話と図像を扱う。現代のヒンドゥー教徒であるインド人富裕層の美術コレクションを読み解くという形で、神像彫刻や絵画などの美術作品を紹介しながら、神々の姿の特徴や、その淵源となる神話上のエピソード等に言及する。古代から現代に至るまで連綿と息づく南アジアの宗教文化と、その背後にある思想の一端に触れることを目指す。
科目目的
この科目は、本学部のディプロマポリシー(学位授与条件)である「専門性にもとづいた複眼的思考能力」と「多様性理解力」を習得することを目的とする。
到達目標
古代から現代に至る南アジアの宗教文化に対する理解を深めること。
授業計画と内容
第1回 序論
第2回 古代インドにおける神々への崇拝と造像活動(1)
第3回 古代インドにおける神々への崇拝と造像活動(2)
第4回 古代インドにおける神々への崇拝と造像活動(3)
第5回 古代インドの死生観
第6回 図像と神話からみるヒンドゥーの神々:ヴィシュヌ
第7回 図像と神話からみるヒンドゥーの神々:シヴァ
第8回 図像と神話からみるヒンドゥーの神々:女神
第9回 現代の美術コレクションを読み解く(1)
第10回 現代の美術コレクションを読み解く(2)
第11回 現代の美術コレクションを読み解く(3)
第12回 現代の美術コレクションを読み解く(4)
第13回 現代の美術コレクションを読み解く(5)
第14回 総括と期末レポートの講評
成績評価は、授業への出席・参加態度とリアクションペーパーの内容による平常点(40%)と、学期中に課す期末レポートの内容(60%)によって行う。期末レポートの提出資格は、出席回数が全授業回数のうち三分の二以上の者にのみ与えられる。
なお、各回の内容については、授業進度や参加者の興味関心によって変更する可能性がある。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 期末にレポートを課す。 資料や参考文献を適切に引用しているかどうか、独自の観点から課題を設定し、議論を展開しているかどうかによって評価する。期末レポートの提出資格は、出席回数が全授業回数のうち三分の二以上の者にのみ与えられる。 |
平常点 | 40 | 授業中の反応を含む参加度とリアクションペーパーの内容によって評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用せず、毎回スライドを用いた講義を行う。
参考文献は随時授業中に紹介するが、主要なものとして以下を挙げる。
肥塚隆・宮治昭編著『世界美術大全集東洋編』第13巻(インド1)小学館、2000年6月
肥塚隆・宮治昭編著『世界美術大全集東洋編』第14巻(インド2)小学館、1999年1月
ヴィディヤ・デヘージア(Vidya Dehejia)著『インド美術』岩波書店、2002年
上村勝彦『インド神話』東京書籍、1981年
ラーマクリシュナ・G・バンダルカル著;島岩, 池田健太郎訳『ヒンドゥー教:ヴィシュヌとシヴァの宗教』せりか書房、1984年