シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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マーケティング入門 | 2025 | 春学期複数 | 月2,木4 | 商学部 | 李 炅泰 | イ キョンテ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-MK1-03XL
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
マーケティングは、企業が顧客・消費者のニーズやウォンツを満たす製品・サービスを創出して、市場に価値創造的に適応する戦略的活動です。それには持続的な価値創出を目指して、顧客と良好な関係を築き発展させる管理活動も含まれます。また、社会と個人のウェルビーイングに資するアプローチも欠かせません。
この授業では上記の認識のもと、マーケティングの基本的な概念と体系について、理論と事例を交えて学習します。
科目目的
マーケティング入門は商学部カリキュラム上の学部スタンダード科目として位置づけられますが、商業・貿易/国際マーケティング学科においては学科必修科目となっており、本学科での学びの基礎となる最重要科目として位置づけられています。
この科目の目的は、商学の初学者が企業活動におけるマーケティングの意義と役割、並びに基礎的な知識体系を習得することです。また、学習内容と関連した種々の事例を併せて吟味することで、実践的な理解を深めることです。
この科目を履修することによって、2年次以降のマーケティング系科目(流通論、広告論、消費者行動論、マーケティング・チャネル論、マーケティング・リサーチ、製品開発論など)が円滑に学習できるようになります。
到達目標
この科目の到達目標は、マーケティングの基本的な概念と体系を習得し、関連の専門領域を深く学習できる知識と知見を確立することです。
授業計画と内容
<イントロダクション>
1.講義概要、事例からみるマーケティングの意義
<第1部:マーケティングの基礎>
2.基礎用語、マーケティングの定義とコンセプト
3.マーケティングの生成と発展
<第2部:経営戦略とマーケティング戦略>
4.戦略的マーケティングの体系
5.成長戦略、事業ドメイン、ポートフォリオマネジメント
6.マーケティング戦略とマーケティング・プロセス
<第3部:市場の分析と選択>
7.マーケティング環境と競争の分析
8.マーケティング・リサーチ
9.STP戦略
<第4部:マーケティングミックスと市場対応>
10.製品戦略①:製品の定義と分類、製品ミックス
11.製品戦略②:新製品の普及プロセスとライフサイクル管理
12.製品戦略③:製品の差別化・多様化・単純化
13.ブランド戦略①:ブランドの概念と機能
14.ブランド戦略②:ブランドの構築と管理
15.サービス・マーケティング
16.価格戦略
17.チャネル戦略①:流通懸隔と商業者の役割
18.チャネル戦略②:チャネルの選択と管理
19.チャネル戦略③:物流とSCM
20.コミュニケーション戦略①:コミュニケーションのタイプと消費者反応プロセス
21.コミュニケーション戦略②:人的販売、セールス・プロモーション、パブリシティ
22.コミュニケーション戦略③:広告
<第5部:消費者行動の理解>
23.消費者行動のモデル
24.消費者行動の内外要因
<第6部:マーケティングの広がり>
25.イベント・マーケティングとアンブッシュ・マーケティング
26.ソーシャル・マーケティングとコーズ・リレーテッド・マーケティング
27.グローバル・マーケティング
<総括>
28.まとめと到達度確認:マーケティングとウェルビーイング
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業で学んだ内容の理解度について、各回の授業で確認テストを行います(授業の進度や内容によって確認テストを行わない回もあります)。 確認テストでは学習内容の理解度および学習目標への到達度を評価します。各回のテストの配点は一様ではありませんが、合計点を100%の割合に換算して評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ResponやManabaの機能が使用できる端末が必要です。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
1.テキスト
使用しません。教員が作成した資料を事前に配布します。
2.主要参考文献
石井淳蔵・廣田章光・清水 信年(2019)『1からのマーケティング(第4版)』碩学舎。
沼上幹(2023)『わかりやすいマーケティング戦略(第3版)』,有斐閣アルマ。
和田充夫・恩蔵直人・三浦俊彦(2022)『マーケティング戦略(第6版)』、有斐閣アルマ。
その他特記事項
ソフトウェアは使用しない。