シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マネー&ファイナンス入門 | 2025 | 秋学期複数 | 月4,木2 | 商学部 | 石坂 元一、原田 喜美枝、藤木 裕 | イシザカ モトカズ、ハラダ キミエ、フジキ ヒロシ | 1年次配当 | 4 | 
科目ナンバー
CM-FN1-04XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
授業は5部構成です。
第一部では、講義全体に関わる基礎的な概念やツールを学びます。具体的には、金融取引、金融機関、金融市場、金融商品の価格について説明します。
第二部では、家計、企業の金融資産選択、資金調達について、基礎的な概念と理論を中心に説明します。
第三部では、代表的な金融機関である銀行、証券会社、保険会社と、これらの金融機関への規制について説明します。
第四部では、日本の債券市場、株式市場、デリバティブ市場の概要と価格決定メカニズムについて説明します。
第五部では、グローバル経済と金融政策について説明します。
科目目的
マネー&ファイナンス入門は、カリキュラム上の商学部スタンダード科目として位置付けられていることから、この科目での学習を通じて、学生が企業などの財務活動や資産運用、金融機関の活動、それを支える金融の仕組みに対する認識を深めることを目的にしています。
到達目標
当講義の到達目標は以下の2つです。
1.受講者が金融取引・金融機関・金融市場に関する基礎的な概念、理論、歴史と現状について習得し、社会人として必要な金融知識を身につけること。例えば、金融取引とは何か、家計と企業の資産運用、資金調達はどのように行われているのか、金融機関の役割は何か、金融商品の価格はどのように決まるのか、といった金融知識を身に着けること。
2.他の金融学科専門科目を受講するための基礎知識を身につけること。
授業計画と内容
第一部 金融取引と金融商品の価格 【担当:石坂】				
第1回 金融取引、金融機関、金融市場				
第2回 資金循環統計と日本の金融取引				
第3回 金融商品の価格:金利、収益率、割引現在価値				
第二部 家計の金融資産選択と企業の資金調達 【担当:石坂】				
第4回 家計の金融資産選択の基準				
第5回 家計の金融資産選択の理論				
第6回 企業活動と企業の資金調達の基礎知識				
第7回 企業の投資と資金調達の理論(1):MM理論				
第8回 企業の資金調達の理論(2):エージェンシー・コスト、コーポレート・ガバナンス				
第9回 中間総括(1)
第三部 金融機関 【担当:原田】				
第10回 銀行の業務				
第11回 銀行の機能とリスク				
第12回 貨幣と信用創造				
第13回 証券会社・保険会社				
第14回 金融規制				
第15回 中間総括(2)
第四部 資本市場 【担当:藤木・原田・石坂】				
第16回 債券市場の基礎
第17回 債券価格の理論
第18回 株式市場の基礎
第19回 株価の理論
第20回 デリバティブ				
第21回 中間総括(3)
第五部 グローバル経済と金融政策 【担当:藤木】				
第22回 経済成長率、物価指数、国際収支				
第23回 外国為替市場と為替レート				
第24回 為替レートの理論				
第25回 中央銀行の業務と金融政策の目標				
第26回 金融政策の手段と効果				
第27回 中間総括(4)
第28回 期末総括 【担当:石坂】			
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
●	授業前に教科書・参考文献の該当部分を予習し、授業のポイントについて理解を深めてください。
●      授業中に出された練習問題等で理解度を確認ののち、授業後の小テストで授業の内容を復習してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 | 
|---|---|---|
| 中間試験 | 50 | 金融取引・金融機関・金融市場に関する基礎的な概念、理論、歴史と現状を理解しているかどうかを評価します。 | 
| 期末試験(到達度確認) | 50 | 金融取引・金融機関・金融市場に関する基礎的な概念、理論、歴史と現状を理解しているかどうかを評価します。 | 
成績評価の方法・基準(備考)
●	留意点:①試験結果の個別開示は行いません。②講義中に出される練習問題やクイズの得点、講義後の小テストの得点は成績評価では一切考慮しません。③本試験・追試験を受験できなかった場合の救済措置は、理由に関わらず一切ありません。
● 中間試験は例年11月中旬に実施しています。日程はmanaba、Cplusを各自確認するようにしてください。
● 期末試験は試験期間中に実施します。日程はmanaba、Cplusを各自確認するようにしてください.。
● 中間試験、期末試験の追試の日程は追って通知します。manaba、Cplusを各自確認するようにしてください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaの小テスト機能を使った練習問題、復習問題の提示、responによるクイズ、アンケートなども利用する予定。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書は下記です。
●	藤木裕、『入門テキスト 金融の基礎』、東洋経済新報社、2022年、ISBN: 978-4492654750
その他の参考文献は、毎回の講義資料にて指示します。比較的頻繁に用いるのは以下ですが、授業内容をすべてカバーするものではありません。
●	池尾和人、『現代の金融入門【新版】』、ちくま新書、2010年、ISBN: 978-448006592
●	内田浩史、『金融』、有斐閣、2016年、ISBN: 978-4641164932
その他特記事項
●	授業前にmanabaに掲載する講義資料をダウンロードしてください。授業に関する連絡事項等もすべてmanabaを通じて行いますので、注意してください。
● ソフトウェアの利用なし
