シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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数学特殊論文研修Ⅲ | 2024 | 前期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 佐藤 周友 | サトウ カネトモ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-PM6-1A04
履修条件・関連科目等
博士課程後期課程2年次
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
代数的サイクルは代数幾何学において登場したごく素朴な概念であるが、数論幾何学が発達するにつれて整数論においても重要な研究対象であることが明らかになってきた。主な研究課題は
(1)有限体上の代数多様体の合同ゼータ関数
(2)整数環上のモチーフ
(3)高次元類体論の一般化
である。
科目目的
標準的な専門書と最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者あるいは高度の専門職業人の養成を目的とする。
到達目標
これまでの論文研修によって明らかになった問題点について、具体的な解決策を提案したり、新たな価値の創出が行なえるような独創的なアイデアを出したりすることができる力をつけることを目標とする。
授業計画と内容
各学期毎週少なくとも1回開かれるセミナーで、以下の三つを通じて研究を進める。
1.学生による輪講。先行研究を踏まえながら注目に値する論文を選び、それを読み下して解説する。
2.学生による研究進捗紹介。自分の研究成果をまとめ、その得られた結果の解釈と以降の研究の進め方を発表する。
3.教員による解説。学生の発表に対して適宜、講評を加える。さらなる理論展開の可能性などについて助言する。
第1回 イントロダクション
第2回 基礎文献の精読:定義の理解
第3回 定義とその例や反例について討論と質疑
第4回 主定理の理解
第5回 基本補題の証明
第6回 主定理の証明並びに応用
第7回 局所理論との関連
第8回 類体論との関連
第9回 モチーフ理論との関連
第10回 具体的な計算例
第11回 主定理のいいかえ
第12回 ゼータ関数への応用
第13回 英語の文献の講読,定義と定理の文章の理解
第14回 研究発表に対する質疑応答とまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
問題の設定および修正を適宜行い、進捗状況は随時報告すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量によって評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Webex などの会議ツールを用いた個別指導、ないし少人数形式でのセミナーを行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示する。