シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
精密工学特殊論文研修Ⅴ | 2024 | 前期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 松本 浩二 | マツモト コウジ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-ON6-4A06
履修条件・関連科目等
博士課程後期課程3年時
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現在多くの状況下で熱に関わる諸問題が起こり、それらを解決するのが熱工学です。当研究は、融解・凝固や物質移動を伴う熱移動現象を基礎として、環境負荷低減やエネルギーの有効利用を目的とした氷スラリーによる冷蔵・冷却技術の確立や氷への付加機能の提案、また、製氷過程における界面制御による機能創生を目指している。さらに、食品や化学工学との学際領域での熱工学の問題に対して、研究を推進しています。また、工学的に多くの状況下で問題となる氷の冷却面への付着現象や冷却面への着霜現象に関して、マクロ・ナノスケールでの測定を行い、氷の付着や着霜のメカニズムの解明と付着力の制御を行う研究や氷粒子の凝集や過冷却現象に関する研究を行います。
科目目的
与えられたテーマに対して,実験や解析により得られた結果を検討考察し,博士論文を完成する.
到達目標
・最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる有益な知見を融合させ、自立した研究者の養成を目的とする。
・学位論文としてほぼ最終の形にまとめることを目標に、学位の申請に向けた専攻内審査のための発表資料の作成や口頭発表の準備を行うことができる力を備えることを目標とする。
授業計画と内容
以下の三つの内容について、それぞれ5回程度にわたって授業を行う。(全14回)
1. 教員による論文紹介:論文を、読み方のポイントなどについて解説を加えつつ、最新の知識を紹介する。
2. 学生による論文紹介:注目に値する論文をサーベイし、それを読み、その内容を理解するとともに、それを紹介する。併せて、このことを通して、学生自身が自分の研究の相対的位置づけを認識する。
3. 研究進捗発表:定期的に自分の研究成果をまとめ発表し、研究室のメンバーとその成果について議論し成果の妥当性を検討する。併せて、以降の研究の進め方を発表し、その妥当性を議論する。
また、授業以外でも、論文講読、研究のまとめをおこなうとともに、解釈や進め方について教員や共同研究者、研究室メンバーとの議論を積極的に行い、得られた成果を論文や特許としてまとめる。
1 イントロダクション、特殊論文研修Ⅴについて
2 研究成果の公表準備①
3 研究成果の公表準備②
4 研究成果の公表準備③
5 研究成果の公表準備④
6 研究成果の公表準備⑤
7 研究成果の公表準備⑥
8 ゼミによる発表・討論①
9 ゼミによる発表・討論②
10 中間発表①
11 中間発表②
12 中間発表に対する質疑応答①
13 中間発表に対する質疑応答②
14 特殊論文研修Ⅴの総括と特殊論文研修Ⅵに向けた課題設定
※日程は研究室学生と調整して決め、各回1コマの研究指導をする。進捗により変更の可能性もある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
前回講義で予告した範囲の十分な予習をした上で講義に出席する.また,講義終了後は1-2時間程度の復習を行う.また,講義終了後は1-2時間程度の復習を行うこと.さらに,Fundamentals of Heat and Mass Transfer (4th Edition), Frank P. Incropera and David P. DeWitt, WILEY, pp.1-263の英訳.研究テーマに関連する英文を主とした論文をサーベイし,それらを読み込んで理解する.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 毎週行う研究室での1週間の成果発表や,年2回行う研究発表により総合的に評価する. |
成績評価の方法・基準(備考)
論文紹介の技量,研究分野の理解度と研究の進捗の程度によって評価する.論文紹介の技量,研究分野の理解度と研究の進捗の程度によって評価する.与えられたテーマに関して,国内学会での発表,国際会議での発表及び論文投稿を考慮して,総合的に判断する.
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
毎週行う研究室での1週間の成果発表や,年2回行う研究発表により総合的に評価する.
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
論文検索等
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示する。
その他特記事項
参考URL
https://www.mech.chuo-u.ac.jp/~matsulab/index.htm