シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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電気・情報系特殊論文研修Ⅰ | 2024 | 前期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 趙 晋輝 | チョウ シンキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-SU6-AA01
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
情報セキュリティと暗号理論、具体的に楕円・超楕円暗号系の理論と計算方式、暗号プロトコールと著作権保護などの課題、また深層学習などのAI人工知能の次世代方式である多様体学習、さらに敵対学習やディープフェークなどの攻撃対策、そして、画像情報メディアの表現、処理及び認識方式、心理・生理学の数理モデルに基づく感性情報処理方式についての指導を行なう。
制約を自ら定めた状況下で最適な解決法を調査,考案,構築,検証することで,目的を達成するプロセスを修得する,主体的かつ課題解決型の学習である.
科目目的
電気・情報系特殊論文研修の第一段階として,研究室が対象とする研究分野における調査・考案,構築,検証の準備を開始し,かつ,研究計画を整える.
到達目標
専攻学生に求められるコンピテンシー(コミュニケーション力,問題解決力,知識獲得力,組織的行動能力,創造力,自己実現力,専門性,多様性創発力)を向上させ,後期課程1年生中間段階にふさわしい水準(特定の研究分野及び関連性の深い研究分野について,全て4以上の水準でコンピテンシーが定常的に発現すること)を目標とする.
授業計画と内容
論文等の文献調査・分析(課題発見・整理,解決方法提示,発表・議論を含む)を通じて7種のコンピテンシーを半年間(14回)を通じて向上する,課題解決型の学習を主体とする.回数・順序は目安であり,対象分野によって変更する.
第1回:コミュニケーション力育成に関する活動(1)
様々な説明の方法や手段を駆使し,意見の異なる相手であっても相互理解を得るよう,研究に関する発表・討論を行う.
第2回:コミュニケーション力育成に関する活動(2)
第1回で得た気づきをもとに説明の方法や手段を改善した上で,研究に関する発表・討論を行う.
第3回:問題解決力向上に関する活動(1)
調査結果から,自ら課題を発見し,最善の解決策を選択し,実行計画を立案する.課題,解決策,実行計画に対する他者からの指摘・意見などにより多面的に検証する.
第4回:問題解決力向上に関する活動(2)
第3回で得た気づきをもとに課題設定,解決策選択,及び実行計画立案について改善する.改善結果に対する他者からの指摘・意見などにより多面的に検証し,さらなる改善を図る.
第5回:知識獲得力向上に関する活動(1)
継続的に深く広く情報収集に努め,取捨選択した上で,知識やノウハウを習得し,自身の研究に関連付けて整理し,そこから得られたことについて発表及び意見交換を行う.
第6回:知識獲得力向上に関する活動(2)
第5回で得た気付きと改善をもとに,習得した知識やノウハウを自身の研究に関連付けて整理した上で,独自の形での活用について発表及び意見交換を行う.
第7回:知識獲得力向上に関する活動(3)
第5回、第6回で得た気付きと改善をもとに,習得した知識やノウハウを自身の研究に関連付けて整理した上で,他者が思いつかないような独自の形での活用について,発表及び意見交換を行う.
第8回:組織的行動能力,多様性創発力向上に関する活動(1)
課題発見・解決策立案・実行計画策定にあたり,自分と他者との利害を幅広く考慮したうえで適切な判断を下し,自ら進んで行動を起こすだけでなく,目指すべき方向性を示し,他者を導く方向性を有するかについて,他者からの指摘・意見などにより多面的に検証する.
第9回:組織的行動能力,多様性創発力向上に関する活動(2)
第8回で得た気づきをもとに改善した課題発見・解決策立案・実行計画策定にあたり,多様性(文化・習慣・価値観等)に適切に対応しつつ,自らの存在感を高め,その協同から,相乗効果を生み出すことで,新たな価値を得る方向性を有するかについて,他者からの指摘・意見などにより多面的に検証する.
第10回:創造力向上に関する活動(1)
研究推進にあたり,知的好奇心を発揮して様々な 専門内外のことに関心をもち,それらから着想を得て当該分野の発達に貢献するような独自の解決策を発想する方向性を有するかについて,他者からの指摘・意見などにより多面的に検証する.
第11回:創造力向上に関する活動(2)
第10回で得た気づきをもとに研究推進を改善するにあたり,関連法令を遵守し,倫理観を持って技術者が社会に対して負っている責任を果たす方向性を有するかについて,他者からの指摘・意見などにより多面的に検証する.
第12回:自己実現力向上に関する活動
研究推進にあたり,自らを高めるため,一旦解決策・実行計画を立案してもそれを上回るものを探し,見つけるとその達成のために最短の道筋を考えてそれをたどるために努力しているか,また,失敗してもあきらめずに繰り返し挑戦しているか、について他者からの指摘・意見などにより多面的に検証する.
第13回:専門性向上に関する活動(1)
自らの研究に関連して非常に高度な専門知識を有し,専門知識人対象レベルの情報の理解と正確性の判断をして自らの主張を母国語または外国語で発信できるか(発信の場は学外、できれば国外が望ましい),さらに,秀でた工夫により一定基準以上の正確さや緻密さをもって文献調査・分析作業を行っているか,について他者からの指摘・意見などにより多面的に検証し,改善に繋げる.
第14回:専門性向上に関する活動(2)
第13回で得た気づきをもとに改善した専門知識獲得,自らの主張の発信,及び正確・緻密な文献調査・分析作業の各行動について,他者からの指摘・意見などにより多面的に検証し,さらなる改善に繋げる.
期末に「研究報告書」を科目担当教員に提出し,これをもとに9月末日までに「研究計画書」を理工学研究科に提出する.
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
関連する諸調査、データ収集、プログラム作成、実験・評価等,国内の学会・研究会等における発表など。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 研究報告書にて,課題特定や研究方針・計画について電気・情報系特殊論文研修IIに円滑に進める以上の内容を,質・量共に十分な専門知識を踏まえて適切な記述力・論理力で記していること. |
平常点 | 80 | 研究室内外での研究活動にて発現した行動特性が,中央大学段階別コンピテンシー(専門性(情報)を含む)に定義する4の水準以上であること。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価方法:研究報告書の内容,及び,半年間にわたる研修活動を根拠として,活動の継続性及びコンピテンシーの発現水準をもって評価する.
達成基準:中央大学段階別コンピテンシーに定義する4の水準で,特定の研究分野及び関連性の深い分野において定常的に活動できる.
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
Webexによるミーティング,SNS等コミュニケーションツールを適時的確に使用する.具体的にはその都度指示する.
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
必要に応じて,Webexミーティング,Google共有ドライブ,Googleクラスルーム,SNS等コミュニケーションツールを用いて双方向型の学び及び自主学習支援を実施する.具体的にはその都度指示する.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
その都度指示します。
その他特記事項
告知する情報の内容・量・緊急性などを考慮して,以下のいずれかの方法により履修生,履修予定生に告知する.(1)manaba博士論文のページ(全研究室対象,4月告知予定),(2)C-plus/manaba履修者連絡通知機能による登録e-mailアドレスへの送信,(3) 情報工学科 Webpage への掲載,(4) 3号館6,7,8階情報工学科掲示板への掲出, (5) 全学メールアドレスへの送信.