シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
財政学2 | 2024 | 秋学期 | 木1 | 法学部 | 國枝 繁樹 | クニエダ シゲキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-AU3-002L
履修条件・関連科目等
ミクロ経済学およびマクロ経済学を既習または履修中であること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
財政学1に引き続き、財政学2では、財政支出、社会保障および財政政策について学びます。
科目目的
経済理論に基づく財政学の基礎を理解することを目的とします。
到達目標
講義を通じ、怪しい財政再建論議の誤りを見抜けるようになることを目指します。
授業計画と内容
現時点では、以下の内容で考えています。
1. イントロダクション・公共財
2. 公共選択
3. 公共部門による財・サービスの提供
4. 外部性
5. 費用便益分析
6. 公的扶助
7. 社会保険と公的年金
8. 医療
9. マクロ経済学の復習
10. 財政政策の効果
11. 財政の持続可能性、世代会計
12. 財政赤字・財政再建の政治経済学
13. 財政再建を巡る議論
14. 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 100 | 講義内容全般につい十分理解しているかを試験により確認します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
期末試験結果全体への講評をmanaba上に掲載する予定です。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
講師は、1984~1998年の間、財務省(旧大蔵省)にて、税制等の政策立案に関わってきました。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
財務省での実務経験を踏まえ、財政学の理論のみならず、政策の実態についても話す予定です。
テキスト・参考文献等
1.テキスト
スティグリッツ、『公共経済学(第2版)』上・下、東洋経済新報社。財政学2では、上巻の第3部・第4部および下巻の第7部を中心に講義します。
※ なお、原本最新版は、J. Stiglitz and J. Rosengard (2015) Economics of Public Sector (4th edition), WW Norton & Co
2.参考書
『図説 日本の財政』の最新版、東洋経済新報社
その他の参考文献は、授業中に指示します。
その他特記事項
授業の工夫
講義は、経済理論に基づき行いますが、法学部生に役立つように、法学・政治学との接点にも配慮します。