シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会保障法2 | 2024 | 秋学期 | 月2 | 法学部 | 伊奈川 秀和 | イナガワ ヒデカズ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-SO3-013L
履修条件・関連科目等
社会保障に関して旺盛な知識欲を持っていること。
春学期の社会保障法Ⅰを履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
21世紀最大の課題である社会保障のうちの社会福祉を法的側面から理解する
科目目的
福祉国家である現代社会に不可欠な制度であり、かつ、社会生活に最も身近な法であるにもかかわらず、膨大な体系をなすが故に理解が難しい社会保障について、法学的視点から説き起こすことにより、受講生の社会保障に対する理解を深める。言ってみれば、人生を通じて遭遇するであろう社会保障法の深くて広い森に分け入り、人生を歩むための地図と羅針盤を提供することを目的とする。このため、実定法の中でも法令数及び条文数の多い社会保障法を逐条的に解説するのではなく、そのポイントとなる木の幹の部分の理解に重点を置く。
到達目標
受講者は、
1.社会人としての基礎力となる社会保障に関する知識を習得する。
2。社会保障を通じて法的思考力を高める。
3.社会保障の根底にある価値観を理解する。
授業計画と内容
1.オリエンテーション (社会福祉の位置付け)
2.社会保障及び社会福祉の概観
3.社会扶助法(1)社会扶助の規範的基礎
4.社会扶助法(2)社会扶助の方法(措置制度等)
5.生活保護法(1)基本構造
6.生活保護法(2)具体的仕組み
7.社会手当法
8.高齢者福祉法(1)基本構造
9.高齢者福祉法(2)介護保険
10.障害者福祉法(1)基本構造
11.障害者福祉法(2)障害者総合支援法
12.児童福祉法(1)基本構造
13.児童福祉法(2)子ども・子育て支援法等
14.福祉権利法(権利擁護、虐待防止、差別禁止等)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前にテキスト,参考書等の該当部分及び引用判例に目を通してくること。事後は、配布レジュメも合わせ復習を行うこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 教科書及び配布資料の内容に則して出題し、授業の理解度を測定する。 |
平常点 | 40 | 出欠の他、基本的に毎回の確認テスト(manabaの小テスト)を実施し、日頃の学習の到達度を確認する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを活用した参加型の授業
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
厚生労働省に勤務し,社会保障の実務を経験。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を生かしたリアリティのある講義を実施。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
伊奈川秀和 『<概観>社会福祉法[第3版]』 信山社 2023年 2,740円
【参考書】
伊奈川秀和 『<概観>社会保障法総論・社会保険法[第2版]』 信山社 2020年 3,400円
伊奈川秀和 『社会保障の原理と政策ーアドミニストレーションと社会福祉』 法律文化社 2021年 ¥3200
岩村正彦編 『社会保障判例百選[第5版]』 有斐閣 2016年 ¥2,500
その他特記事項
■授業の工夫■この科目は講義形式であるが、サービスという特徴を有する社会福祉の特徴に鑑み、社会の現実、福祉現場の実態等を踏まえたリアリティのある講義に努める。また、受講生の関心や理解度を確認するため、適宜質問等を行い、また、受け付けた質問を講義に反映させるつもりである。