シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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文化人類学1 | 2024 | 春学期 | 木5 | 法学部 | 岡野 宣勝 | オカノ ノブカツ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HO3-005L
履修条件・関連科目等
「文化人類学2」と連続で履修することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「文化」「カテゴリー化」というキーワードを軸に文化人類学の基本的な考え方を学んだ後、人類文化の多様性と普遍性について考察を進める上で手がかりとなる諸テーマを取り上げる。終盤の授業では現代日本社会で生じている諸問題に着目し、「多文化共生」という課題について多角的に考察する。
科目目的
本講義の目標は、多様な民族や文化の接触と相互作用が常態化した現代社会が抱える課題を文化人類学的な視点を用いて整理し、私たちが日々直面する問題の核心を読み解く力を養うことにある。
到達目標
認識枠組みや規則の体系として作用する「文化」の仕組みを理解し、私たちの日常に潜む様々な差別問題を多角的に分析できるようになること。
授業計画と内容
1.文化人類学はどんな学問か
2.フィールドワークと異文化理解
3.異文化との出会い・文化的差異のとらえ方
4.文化とカテゴリー化
5.差別とアイデンティティ
6.本質主義と構築主義
7.人種と民族
8.男らしさ・女らしさ・自分らしさ
9.先住民としてのアイヌ
10.沖縄のシャーマニズムと基地問題(前半)
11.沖縄のシャーマニズムと基地問題(後半)
12.「イルカ追い込み漁」の表象をめぐる問題
13.多文化共生の課題
14.まとめ:カテゴリー化の光と影
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業内容に関連する動画資料を事前に視聴してもらうことがある(4回程度)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 期末レポートを評価する |
平常点 | 30 | 毎回のリアクションペーパーを評価する |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
・特定のテキストは使用せず、レジュメや資料を事前にmanabaへupします。
・参考文献は講義のトピック毎に紹介します。
その他特記事項
<注意事項>
・第一回授業から本格的な内容に入りますので必ず出席してください。
・授業スケジュールは受講生の関心や理解度に応じて順序やトピックを変更する可能性があります。
<授業の工夫>
・パワーポイントや映像資料などを用いて臨場感のある授業を行います。毎回提出してもらうリアクションペーパーの内容を受けて、授業の進度や難度を調整します。