シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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哲学史1 | 2024 | 春学期 | 月2 | 法学部 | 黒崎 剛 | クロサキ ツヨシ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-PE1-001L
履修条件・関連科目等
関心さえあれば、受講に当たって特に条件はない。逆に言えば、それなりの関心を持っているということが受講条件となる。関連科目としては、黒崎の「哲学」を別の学年次でも受講してもらえると、理解が深まる。また、この授業では倫理に関わることは扱わないので、別に「倫理学」に関する授業の受講を勧める。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代のヨーロッパにまで継承され、明治以降日本にも伝わった哲学思想を、1.古代ギリシャの自然哲学、2.ソクラテス・プラトン・アリストテレスと継承され、大成された体系的哲学、3.ヘレニズム期の人生論的思想、4.キリスト教の論理に分けて解説する。
科目目的
「哲学」とは、人間が自然・社会・人間について、つまり自分の存在の前提・自分たちが作り出したもの・そして自分自身について根源的に理解しようとする試みのことをいう。しかし「根源的に理解する」ということはいったいどのように考えることなのか、明瞭なわけではない。そこで、それを理解するために、ギリシャ以来の古典哲学の代表的な学説をその例として示し、人間の自己認識の軌跡を理解できるようにし、受講者が自分自身で考えることができるようにする。
到達目標
西欧精神の2大要素である古代ギリシャ・ローマの哲学とキリスト教の哲学について一通りの知識を得る。
授業計画と内容
第1回:ガイダンス
第2回:序論――「哲学的に考える」とはどういうことか。
第3回:1.自然と人間(1)――古代ギリシャの自然哲学/万物の「アルケー」(原理・始元)の探求
第4回:1.自然と人間(2)――自然から理念へのギリシャ的思考の発展
第5回:1.自然と人間(3)――ギリシャ哲学の意義
第6回:1.自然と人間(4)――ソクラテスの自己省察/人間の自己認識の始まり
第7回:2.理想と現実(1)――プラトンのイデア論/ヨーロッパ的思考の源流
第8回:2.理想と現実(2)――アリストテレスの形而上学/哲学的存在論の始まり
第9回:2.理想と現実(3)――古代ギリシャの倫理思想
第10回:3.理論と倫理(1)――転換期の哲学/ストアの禁欲主義・エピクロスの快楽主義
第11回:3.理論と倫理(2)――懐疑主義と新プラトン派
第12回:4.世俗と信仰(1)――キリスト教の思想
第13回:4.世俗と信仰(2)――中世~近世ヨーロッパ思想の展開
第14回:5これまでの総括/質疑応答
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前にレジュメがmanabaに掲載してある場合、あるいは前回授業時に配布してある場合には、それに目を通しておき、当日の話の要点がどこにあるのか、見通しをつけておくこと。興味をもった対象については、授業の後で関連する図書を探し、読んでみること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 講義の内容を理解し自分の言葉で説明できるかどうか。 |
平常点 | 30 | 出席と受講態度 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストとしてレジュメと資料を配布する。参考書・参考資料等は授業中に適宜紹介する。
その他特記事項
継続して「哲学史2」を受講してもらうと、ヨーロッパの思想についての一貫した理解ができる。