シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ICT演習 | 2025 | 春学期 | 木3 | 商学部 | 高橋 周平 | タカハシ シュウヘイ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-OI1-82XS
履修条件・関連科目等
事前登録科目です。
履修希望者が定員を超過した場合は、抽選にて履修者を決めます。
関連科目については特になし
<機材について>
映像撮影のためのスマートフォン、動画撮影可能なデジタルカメラのいずれかが必要
データ保存を毎時間行うため、USBメモリ、SSDなどを必ず持参のこと
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
学部、学科の専門領域を超えて、今日求められるリベラルな能力として、プレゼンテーション、発表、説明などが重視されるようになっている。
その場合、より効果的な説得力を持ち、浸透、訴求を求めるのは当然のことで、そのためには
1)内容を簡潔にまとめる編集力
2)素材の収集(写真や動画の撮影を主軸とする)
3)簡単なデザイン制作能力(イラストレーターを使用、デザインの良し悪しを判定する能力)
4)映像を効果的に活用したメディア力の高いプレゼンテーションの方法(YouTubeなどをプラットホームとする)
5)完成に向けてのセルフ・プロデュース力(講評会などでの意見集めなど)
この5点が重要となる。
これからは少し前までは「専門家」「クリエーター」に委ねていたものだが、ほんの少しの努力と経験を積むことで、なんなく自分のものにでき、その分、工夫の効いた生き生きとしたプレゼンテーションにすばやく結びつけることができる。
本授業では、この5点を勇気的に結びつけ、技術を習得し、経験値を向上させ、自在に表現できるところまでを目標としている。
<流れ>
ソフトのガイダンスと、簡単なチュートリアル
様々なデザイン、写真、映像体験
テーマ設定・プロット作り
撮影などの自主活動
編集・制作作業
手直し
クラス内での「発表会・講評」
提出
という流れを辿る。
科目目的
本科目は、「デザインと映像」に対する技術と経験を深めるとともに、それらを自由に使いこなすことによって、「存分に表現する」ことを最終的な目標においている。
具体的には次のようにまとめられる。
1)内容の精査・編集と、プロットへの落とし込み
2)デザインの制作・・・自由な選択肢の中から徐々に、こいうありたいという最終形に向けてブラッシュアップしていく
3)映像作品の制作・・・「伝えたいことを伝える」ための技術と手法を身につける
4)発表、講評を通じて、1)〜3)について客観性と問題解決力を養う
5)最終的な発表と作品の提出
こうしたことは、情報の行き渡った今日においては、すべて頭では理解できていることばかりである。しかし反対に、手を動かして試行錯誤を繰り返しながら実作し、完成させ、さらに客観的に見つめ手直しするところまで漕ぎ着けなければ、何も見えてこない、、と言うことも出来る。
この授業では様々なテーマに向かって進むことで、その場面場面での経験値を積み上げ、最終的に、説得力あふれる映像作品・プレゼンテーションへと結びつけることを目的とする。
到達目標
1)企画の力、テーマを設定する力
2)素材を集め、編集する力
3)デザイン的なまとめ、それを遂行する力
4)映像的な組み立て、それを作り通す力
5)振り返り、客観的にセルフジャッジする力
6)そこから生み出される説得力のあるプレゼンテーションの実現。
授業計画と内容
1 ガイダンスとアプリ、ソフトの使い方
2 簡単なデザイン制作1 / 映像撮影(授業外自主活動)
3 簡単なデザイン制作2 / 映像撮影(授業外自主活動)
4 その講評とデザイン作品の提出 / 映像撮影(授業外自主活動)
5 映像制作1(上記2〜4を活用して、タイムラインの組み立て)
6 映像制作2(カット編集)
7 映像制作3(サウンドを加える)
8 映像制作4(タイトル・トランジションなどを加える)
9 ラッシュ上映と、より複雑な映像制作・編集1
10 より複雑な映像制作・編集2 ブラッシュアップ 最終仕上げ 完成
11 発表会1(グループA 15名=人数は予定)
12 発表会2(グループB 20名=人数は予定)
13 発表会3(グループC 20名=人数は予定)
14 まとめ 映像作品提出 と 作品応用例
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
1)デザインのテーマ設定(コンセプトメーク)・材料集め
2)映像作品用の、写真、映像の撮影(数日間〜1週間は最低必要)
これらは、授業の中では時間を要しすぎるため、授業外での個人作業(撮影など)の熱心な取り組みを期待している。ここできちんと撮影することが、その後の授業の展開に大きく関わる。非常に重要な部分である。
撮影については、社会的配慮から撮影禁止場所・テーマなどの条件を設ける。これについては授業で伝達する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 65 | 平常の授業への積極的な参加 講評会、発表会への積極的な参加 |
その他 | 35 | 完成作品の提出(デザインと映像の各2回) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業:学内コンピュータ設備を使用
その他:
個人のスマホ、デジタルカメラなどで撮影の必要がある
毎回の制作データを記録するためにSDカード、SSDなどが必要(128MB以上)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
写真・映像・制作
映像作品制作
写真集制作(印刷)
美術、映像、写真、映画などをテーマにした雑誌(ウェブ含む)への寄稿 多数
展覧会ディレクション 多数
本学以外の講義、講演多数
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
印刷、ウェブ、映像など、いずれも制作のためには、専門性の高いスキルが必要となる。またそれを習得する時間も膨大にかかる。
しかしながら最も大事なことは、自分だけの世界を「自分の手で形にしたいという気持ちを強く持つ」ことに尽きる。いくつかのスキルさえあれば十分にこれは可能で、足りないスキルは後から学べばよい。
本授業では、履修生の皆さんに「実現する」ことの尊さと満足感、達成感を味わってほしいと願っている。
そのために、授業の内容については、切り詰められるところは全て切り詰め、最短でシンプルに目的を達成できるよう構成した。
継続して授業に参加してもらえれば、新しい世界が開かれることを約束したい。
テキスト・参考文献等
特になし
その他特記事項
主な使用ソフト・・・・
GOOGLE マイドライブ(学校からみなさんひとりひとりに割り当てられたもの)・・素材をここにおいたり、それを取り出して活用できます。授業が始まるまでに、アクティブにしておいてください。都合4回を予定している課題の提出先は、教員のGOOGLE マイドライブとなります。
ダヴィンチ・リゾルブ(無料版)・・授業内で用意します。個人的にもダウンロードすれば自宅作業が可能。
ハリウッド映画制作にも用いられている本格的な映像編集ソフトです。
アドビ イラストレーター・・授業内で用意
アドビ フォトショップ・・授業内で用意
アップル ガレージバンド・・授業内で用意
必要な機材・・・・
毎回の制作過程を保存するために、USB, SSDなどをご用意ください
その他注意・・・・
授業は毎回着実に進んでいきます。できるだけ全回出席してください
教員との連絡はmanabaをご利用ください