シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際経済学2 | 2024 | 秋学期 | 水5 | 法学部 | 井内 正敏 | イノウチ マサトシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-EO3-006L
履修条件・関連科目等
国際経済学1(春学期開講)を履修していることが望ましいですが、特段の履修条件は設けません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
国際経済学2では、国際経済学に関する応用力を養うとの観点から、現代の国際経済が直面する重要課題について、各種資料や分析結果等を紹介しつつ、説明します。
科目目的
国際経済学に関する基礎的な知識・理解を前提として、今日の国際経済が直面する様々な課題(保護主義、地域主義、国際金融危機、途上国の貧困問題、地球環境問題など)について、理論に基づく的確な判断・分析能力が身につくことを目指します。
到達目標
以下の2点を具体的な到達目標とします。
①国際経済の重要課題について、その現状と背景をわかりやすく説明できるようになる。
②国際経済に関する個々の課題に対して、理論に基づいて自らの考えをまとめ、表明できるようになる。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション:授業の進め方、国際経済学の基礎理論
第2回 モノ、カネ、ヒトの国際移動
第3回 保護主義と多角的自由貿易体制
第4回 地域経済統合を巡る諸課題
第5回 多国籍企業と国際経済システム
第6回 電子商取引とサービス貿易
第7回 債務危機と通貨危機
第8回 国際金融システムを巡る諸課題
第9回 途上国の貧困と経済開発
第10回 フェアトレードとエシカル消費
第11回 国際労働移動を巡る諸課題
第12回 貿易と環境
第13回 持続可能な開発と国際経済システム
第14回 国際経済の諸課題と国際経済学の役割 (秋学期のまとめ)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
1.毎回授業の最後に、次回の重要テーマについて説明しますので、授業前に自らインターネットや参考書を用いて当該テーマに関する自らの考えをまとめた上で受講するようにしてください。また、授業後には次回の授業までに必ず復習をして理解を確実なものとしてください。
2.新聞などの報道を通じて、現下の国際経済の重要課題は何かを常に把握するとともに、理論に基づきながらその解決策について自らの考えをまとめるという態度を身につけてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 期末に課すレポートにおいて、与えられたテーマについて、国際経済学の理論を適切に活用して自らの見解をいかに論理的に展開できているかに基づいて評価します。 |
平常点 | 30 | 期中に課す小レポートの提出及びその内容によって評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:期末レポートを提出しない者についてはE判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
旧経済企画庁及び内閣府において、国際経済担当のポストを経験しています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
国際経済学の理論が、実際の政策にどのように活かされているかを、できるだけ具体的事例に即して説明するようにします。
テキスト・参考文献等
1.テキストは使用しません。
2.レジュメでの講義となります。
3.主な参考文献は以下の通りですが、講義の中で必要に応じて逐次紹介します。
澤田康幸『基礎コース 国際経済学』新世社(ISBN4-88384-061-1)
石川城太・椋寛・菊地徹『国際経済学をつかむ 第2版』有斐閣(ISBN978-4-641-17719-2)
浦田秀次郎・小川英治・澤田康幸『はじめて学ぶ国際経済 新版(有斐閣アルマ)』有斐閣
(ISBN 978-4-641-22203-8)
その他特記事項
<授業の工夫>理論の有効性を示すため、実務経験を活かしながら、可能な限り最新のトピックを用いた解説を行う。