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シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:コーポレート・ガバナンス

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
コーポレート・ガバナンス 2026 後期 火1 総合政策学部 青木 英孝 アオキ ヒデタカ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

PS-MN3-0003

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 本講義「コーポレート・ガバナンス」では、株式会社における所有と経営の関係を軸に、企業がどのような仕組みによって統治され、経営者の行動がいかに規律づけられているのかを理論と制度の両面から体系的に学ぶことを目的とする。
 講義の前半では、コーポレート・ガバナンスとは何かという基本的な問題意識を共有した上で、1990年代以降の日本企業におけるガバナンス改革の歴史的展開を概観する。続いて、エージェンシー理論、取引費用理論、不完備契約理論などの基礎理論を踏まえた上で、シェアホルダー・モデルとステークホルダー理論、スチュワードシップ理論などの特徴と限界を整理する。また、コーポレート・ガバナンスにおける重要な視点である“経営の規律づけメカニズム”や、所有と経営が一致する同族企業のガバナンスなども取り上げ、日本企業に特有の統治構造やその課題についても検討する。これにより、後半で扱う制度改革や各ガバナンスの論点を理解するための理論的基礎を形成する。
 講義の後半では、株主や機関投資家、株式市場を通じた外部ガバナンスと、取締役会を中心とする内部ガバナンスを対比しながら、その相互補完関係を考察する。内部ガバナンスについては、執行役員制度、社外取締役、委員会制度の導入などの取締役改革の意義も解説する。あわせて、役員報酬制度、情報開示、内部統制などの制度を取り上げつつ、企業不祥事を「守りのガバナンス」の中心的課題として位置づけ、その発生要因や影響、抑止の仕組みを理論およびケース・スタディを通じて分析する。さらに、M&Aや買収防衛策、多角化戦略や事業ポートフォリオの再構築などを含む経営戦略との関係から「攻めのガバナンス」を検討し、コーポレート・ガバナンスが戦略的意思決定や企業価値創造に果たす役割を明らかにする。加えて、米国・英国・ドイツ・アジア諸国との国際比較を通じて、ガバナンス制度の多様性と制度選択の背景を考察し、近年のガバナンス改革が企業行動や企業価値に与える影響を総合的に理解する。

科目目的

本講義では、株式会社におけるコーポレート・ガバナンスの基本的な考え方と制度的枠組みを理解し、企業統治が企業行動や企業価値にどのような影響を与えるかを体系的に学ぶことを目的とする。所有と経営の分離を出発点として、エージェンシー問題やステークホルダーとの関係を理論的に整理するとともに、日本企業の歴史的特徴や近年のガバナンス改革の背景を検討する。さらに、企業不祥事や国際比較といった具体的事例を通じて、現代企業に求められるガバナンスの役割と課題を多角的に考察する力を養う。

到達目標

本講義を履修することにより、学生は①コーポレート・ガバナンスに関する主要な理論や概念を正確に説明できること、②取締役会、役員報酬、情報開示、機関投資家などの制度や仕組みを理解し、その機能を説明できること、③日本および諸外国のガバナンス制度の特徴を比較し、背景にある経済・社会的要因を考察できること、④実際の企業事例や企業不祥事の事例を踏まえ、企業のガバナンス上の問題点や改善策を論理的に考察・指摘できることを到達目標とする。

授業計画と内容

第01回 イントロダクション:コーポレート・ガバナンスとは何か
第02回 1990年代以降の歴史的展開:コーポレート・ガバナンス改革
第03回 コーポレート・ガバナンスの理論:所有と経営の分離,エージェンシー理論
第04回 コーポレート・ガバナンスの理論:取引費用理論と不完備契約,シェアホルダーモデルとステークホルダー理論,スチュワードシップ理論
第05回 経営の規律づけメカニズム
第06回 同族企業とコーポレート・ガバナンス
第07回 前半まとめ:コーポレート・ガバナンスの歴史・理論・制度

第08回 外部ガバナンス・株式市場の役割と機関投資家,情報開示と統合報告書
第09回 内部ガバナンス:取締役会の改革と社外取締役
第10回 守りのガバナンス:企業不祥事のケース・スタディ
第11回 守りのガバナンス:企業不祥事の理論と実証,内部統制,スリーライン・ディフェンス
第12回 攻めのガバナンス:経営戦略とコーポレート・ガバナンス
第13回 世界各国のコーポレート・ガバナンス
第14回 後半まとめ:攻めと守りのガバナンス,世界各国のガバナンス

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
中間試験 45 授業内容の理解度
期末試験(到達度確認) 45 授業内容の理解度
平常点 10 リアクションペーパー

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

必要に応じてmanabaやウェブ会議システムを利用します。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

特定のテキストは使用せずレジュメを配布する。また,参考文献等は必要に応じて紹介する。
【参考文献】
江川雅子(2018)『現代コーポレート・ガバナンス』日本経済新聞出版社.
風間信隆(編著)(2019)『よくわかる コーポレート・ガバナンス』ミネルヴァ書房.

その他特記事項

参考URL

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