シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅱ | 2025 | 秋学期 | 木4 | 商学部 | 奥山 英司 | オクヤマ エイジ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-12XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
企業分析・証券投資を通して経済と企業を学ぶ
・3年次(春学期) ファイナンスと会計の基礎を学びます。テキストの輪読を中心に行います。
・3年次(秋学期) 証券投資の基礎について学びます。エクセルを利用して実践的に学びます。
※3年次では、グループでファンド作成コンテストの「日経STOCKリーグ」に参加をします。ファンドコンセプトを検討し、企業分析やエクセルなどを用いた株式投資に関する分析を行ない、証券投資を体験します。テーマの決定や企業分析が重要ですから、社会の問題に広く興味を持つことが必要です。グループワークは年間を通じて取り組みます。
※秋学期に他大学とのディベートを実施しています。
・4年次
卒業論文を執筆します。テーマを設定し論理的に文章を作成します。
テーマは指導のもと各自で決定します。常に多くのことに興味を持って、卒業論文にふさわしい研究テーマを見つけられるようにしましょう。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
3年次では、企業分析・証券投資を学びます。企業分析に関する学習では、企業を戦略面、財務面から分析する方法を学びます。証券投資に関する学習では、理論を理解し、エクセルを用いて実践的に学びます。グループで投資コンテストに参加することで、グループワークを実践し、社会問題やそれに関連する企業について学び、経済と企業について理解を深めます。ファイナンスや財務会計、企業価値評価などとの関係が深いですが、様々な分野で学んだことを活用し、企業を多面的に見る力を養います。投資テーマの決定が重要ですから、社会問題やニュースなど幅広く興味を持つことが必要です。
4年次では、卒業論文を作成します。これまで学んできたことを総合的に活用して自らテーマを決定し、理論的に分析し、論理的な文章でまとめます。
到達目標
以下を到達目標とします。
・企業を戦略面、財務面から分析できるようになること。
・現代投資理論を理解し、エクセルを用いて実践的に利用できるようになること。
・上記を前提に、大学の授業で学んだことを総合的に活用できる能力をつけ、社会の課題について考え、その課題に関連する企業を分析できるようになること。
・レポートや論文の書き方を理解し、論理的な文章を作成できること。
授業計画と内容
<3年次>
【春学期】
第1回 イントロダクション
第2回 情報・検索ガイダンス1-新聞記事・雑誌記事など資料の調べ方-
第3回 情報・検索ガイダンス2-文献・企業情報など資料の調べ方-
第4回 『決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術』1章・2章
第5回 『決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術』3章・4章
第6回 『決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術』5章・6章
第7回 『決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術』7章・8章
第8回 『決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術』9章・10章
第9回 グループワーク
第10回 『ビジネススクール企業分析 ゼロからわかる価値創造の戦略と財務』1章・2章
第11回 『ビジネススクール企業分析 ゼロからわかる価値創造の戦略と財務』3章・4章
第12回 『ビジネススクール企業分析 ゼロからわかる価値創造の戦略と財務』5章・6章
第13回 グループワーク
第14回 春学期まとめ
※テキストは予定です。授業開始時までにより適切なテキストや文献、資料が見つかった場合は、相談の上で変更する可能性があります。
【秋学期】
第1回 イントロダクション
第2回 証券投資の基礎1-統計学の復習-
第3回 証券投資の基礎2-平均・分散モデル1-
第4回 証券投資の基礎3-平均・分散モデル2-
第5回 レポートの書き方:ライティングラボの利用について
第6回 グループ1・グループ2報告:ポートフォリオテーマと企業分析
第7回 グループ3・グループ4報告:ポートフォリオテーマと企業分析
第8回 エクセルを用いた証券分析1-株価データの収集と分析方法の学習-
第9回 エクセルを用いた証券分析2-エクセルを用いた分析-
第10回 グループワーク:ポートフォリオの作成
第11回 グループ1・グループ2報告:ポートフォリオの完成と企業紹介
第12回 グループ3・グループ4報告:ポートフォリオの完成と企業紹介
第13回 グループワーク:レポートを完成させる
第14回 秋学期まとめ:各グループによる報告とディスカッション
※毎回グループワークの時間を設けます。
※日経STOCKリーグのレポートを作成します。
・【秋学期】他大学とのディベートを実施しています。
<4年次>
【春学期】
第1回 ガイダンス:卒業論文の考え方・書き方
第2回 先行研究や資料・データの調べ方の復習
第3回 卒業論文のテーマ発表
第4回 先行研究や資料・データの確認
第5回 報告者1・2・3・4卒業論文途中経過報告1:研究テーマの背景と研究意義を明らかにする
第6回 報告者5・6・7・8卒業論文途中経過報告1:研究テーマの背景と研究意義を明らかにする
第7回 報告者9・10・11・12卒業論文途中経過報告1:研究テーマの背景と研究意義を明らかにする
第8回 報告者13・14・15卒業論文途中経過報告1:研究テーマの背景と研究意義を明らかにする
第9回 卒業論文の構成や資料・データの確認
第10回 報告者1・2・3・4卒業論文途中経過報告2:先行研究と卒業論文のオリジナリティを明らかにする
第11回 報告者5・6・7・8卒業論文途中経過報告2:先行研究と卒業論文のオリジナリティを明らかにする
第12回 報告者9・10・11・12卒業論文途中経過報告2:先行研究と卒業論文のオリジナリティを明らかにする
第13回 報告者13・14・15卒業論文途中経過報告2:先行研究と卒業論文のオリジナリティを明らかにする
第14回 春学期まとめ:春学期報告に関するディスカッション
※卒業論文の途中経過報告を、2回担当することを予定しています。また実施可能であれば、夏合宿か夏休み中の一日を利用して、卒業論文中間報告を行います。
【秋学期】
第1回 秋学期ガイダンス:卒業論文の取り組み方
第2回 卒業論文の構成や参考文献の確認
第3回 報告者1・2・3・4卒業論文途中経過報告3:卒業論文における独自の分析について示す
第4回 報告者5・6・7・8卒業論文途中経過報告3:卒業論文における独自の分析について示す
第5回 報告者9・10・11・12卒業論文途中経過報告3:卒業論文における独自の分析について示す
第6回 報告者13・14・15卒業論文途中経過報告3:卒業論文における独自の分析について示す
第7回 卒業論文経過報告関するディスカッションと個別指導
第8回 論理的な文章の書き方指導
第9回 報告者1・2・3卒業論文報告:卒業論文全体の報告をし、完成に向け修正をする
第10回 報告者4・5・6卒業論文報告:卒業論文全体の報告をし、完成に向け修正をする
第11回 報告者7・8・9卒業論文報告:卒業論文全体の報告をし、完成に向け修正をする
第12回 報告者10・11・12卒業論文報告:卒業論文全体の報告をし、完成に向け修正をする
第13回 報告者13・14・15卒業論文報告:卒業論文全体の報告をし、完成に向け修正をする
第14回 秋学期まとめ:卒業論文の総括と講評
※卒業論文作成に向けて、それぞれ報告を2回行います。また実施可能であれば、卒業論文報告会を予定しています。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
3年生の授業の予習と復習は必須です。テキストは事前に読み込み、最新データの確認しましょう。またグループワークは、授業時間とともに授業時間外の活動があり、積極的な参加が求められます。必要に応じて個別指導を行います。
4年生では卒業論文に取り組みます。授業時間外での資料収集や分析、論文執筆などが求められます。必要に応じて個別指導を行います。
(夏期休暇中)実施可能であれば、ゼミ合宿を行います。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | ゼミ活動への取り組み(報告、発言、グループワーク)を、総合的に判断します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間に限らず、研究室での指導や、オンラインやメールを利用した指導を行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
3年生春学期:村上茂久(2024)『決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術』ソシム ISBN-13:978-4802614696、西山茂(2024)『ビジネススクール企業分析 ゼロからわかる価値創造の戦略と財務』日経BP ISBN-13:978-4296001880
※テキストは予定です。授業開始時までにより適切なテキストや文献、資料が見つかった場合は、相談の上で変更する可能性があります。
3年生秋学期:特定のテキストは使用しない予定です。授業中に資料を配付します。
4年生ではそれぞれのテーマに応じた論文や書籍を読みます。
学習を理解するための参考図書は多数あります。必要に応じて紹介します。
〔参考文献〕
多くの関連図書があります。必要なものについては、授業の中で紹介します。
その他特記事項
〔募集人数〕
15名
〔募集方法〕
〇レポート(manaba「レポート」利用)
〇面接試験
→レポート内容などは資料を確認してください。
〔課題図書〕
特にありません。
〔注意事項〕
3年次はグループでの学習を行います。したがってグループでの作業において、メンバーと協力のできることが前提となります。また授業中に必ず発言をすることが求められます。
ゼミのテーマやパソコンに関する知識は前提としませんが、会計やファイナンスの理解が不足している人は、予習や復習を十分に行う必要があります。(パソコンを使える人は、初心者を積極的にサポートしてください)
楽しく演習を進めたいと思いますので、積極的に学習のできる学生の参加を期待します。
〔国外実態調査〕
実施しない
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《以下はグループワークや卒業研究で利用する場合があります。テーマや分析手法に応じて検討します》
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