シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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導入演習 A | 2024 | 春学期 | 水1 | 法学部 | 海部 健三 | カイフ ケンゾウ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-001S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「科学的」に見える言語を用いながらもその実根拠に乏しい主張を、本演習では「疑似科学」と呼びます。演習では履修者が相談のうえ、「疑似科学的」と思われるテーマを選択し、関連する学術論文を読みながら検証を進めます。一連の作業の中で、科学的な思考のみならず、批判的に問題を見いだす力、文献を検索し読み解く力、論理的に考える力、自分の思考を表現する力を身につけていくことを目的としています。
前半では学術論文のあり方について、自然科学系の学問分野を中心に学びます。後半はクラス全体で一つのテーマを選択し、全員が関連する学術論文を一報以上精読し、内容について発表します。論文は和文、英文のどちらでも構いません。これまでにコラーゲン添加食品・色彩心理学・地震予知・マイナスイオン・鍼灸医学などのテーマについて検証を行ってきました。なお、これらはテーマとして扱ったというだけで、擬似科学的であると断定しているわけではありません。
科目目的
本演習は自然科学の考え方に触れることの他、批判的に問題を見いだす力、文献を検索し読み解く力、論理的に考える力、自分の思考を表現する力を身につけていくことを目的としています。
総合教育科目「科学と人間1」「科学と人間2」と一部の内容が重複します。
到達目標
本科目では、科学的な思考を知ることを目標としています。また、演習を通じて以下の能力を身につけることを目指します。
- 批判的に問題を見いだす力
- 文献を検索し読み解く力
- 論理的に考える力
- 自分の思考を表現する力
授業計画と内容
第一回:導入
第二回:2023年度学習テーマの決定・役割分担
<学術論文とは>
第三回:学術論文の役割(学生による発表)
第四回:学術論文の構造と相互査読(学生による発表)
第五回:ジャーナルとインパクト・ファクター(学生による発表)
第六回:オープン・アクセスとハゲタカ・ジャーナル(学生による発表)
第七回:引用と剽窃(学生による発表)
<論文紹介>
第八回:論文紹介1(選択したテーマに関係する論文を精読し、紹介)(学生A、B対象)
第九回:論文紹介2(選択したテーマに関係する論文を精読し、紹介)(学生C、D対象)
第十回:論文紹介3(選択したテーマに関係する論文を精読し、紹介)(学生E、F対象)
第十一回:論文紹介4(選択したテーマに関係する論文を精読し、紹介)(学生G、H対象)
第十二回:論文紹介5(選択したテーマに関係する論文を精読し、紹介)(学生I、J対象)
<まとめ>
第十三回:選択したテーマに関するディスカッション
第十四回:まとめ
*計画は履修者の人数と進度に応じて随時変更します。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 発表及び論文紹介時に以下の項目を評価します(50%)。 - 必要事項がレジュメに簡潔にまとめられているか。 - 必要な情報を事前に調べてあるか。 - スライドの量と情報量は適切か。 - 引用元は適切か。 - 質問に適切に答えられているか。 論文紹介を担当していない回については、質問や意見の表出によって演習の質向上に貢献しているかどうかを評価します(50%)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用せず、インターネットを通じて閲覧可能な情報のみを扱う。